介護と自分の健康 | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

 

私の友人で、親の介護をしているときに自律神経をやられたものがいた。

 

その家族会議に参加。

長男、長男嫁、次男、三男(友人)

 

そこのうちは自営で商売をしており、認知症の親父さんが店に出てきてしまうというものだ。

 

話を聞いていると、ショートステイを利用しているが、帰ってきた日は「魔の〇曜日」と言っていた。

 

私の提案。施設入所。

 

もともと兄弟仲良く、親御さんとも関係は良好だったが、話を聞いていると憎しみまではいかないが持て余していることは間違いない。

話す言葉もきつくなる。

要は嫌いになりそうな雰囲気だ。

 

もう、一緒に暮らすのは無理、と判断。

 

老人ホームの仲介業者を紹介する。

 

ほどなくして入所決定。

 

数か月後にお亡くなりになった。

 

親を嫌いになりそうになることは介護の世界ではあるある話だ。

 

出来れば、親の尊厳を保ちながらとは思う。

 

しかし、動かなくなる身体→ちゃんと動いて!

回らなくなる頭→何度も同じ話させないでよ!

行ったきりの感情→そんなこと言わないでよ!

 

人を嫌いになるには十分すぎる。

 

だから介護も適度な距離感が必要なのかもしれない。

それはどの人間関係も同じ。