ケアマネは公正中立に仕事を行うべきとされ、法律でも規定されている。
「その担当する要介護者等の人格を尊重し、常に当該要介護者等の立場に立って、当該要介護者等に提供される居宅サービス、地域密着型サービス、施設サービス、介護予防サービス若しくは地域密着型介護予防サービス又は特定介護予防・日常生活支援総合事業が特定の種類又は特定の事業者若しくは施設に不当に偏ることのないよう、公正かつ誠実にその業務を行わなければならない。」(介護保険法第69条の34)。
でもこれはケアマネが独立してこそ成り立つ理論である。
殆どの事業所が何らかの介護サービスを併設している営利法人である。
自分のサービスを利用させるべく、入り口の居宅介護支援事業を行っているのに、集中減算を含め、自分の所の利益にならないように躍起になっているように見える。
何処の業界でも自分の会社に利益を呼び込むことは当たり前でしょう。それが介護業界は法体系を含め否定されるのだから笑っちゃう。
同じプラン数を持つケアマネが二人いて
かたや90%自分のサービスに呼び込めた人
かたや50%自分のサービスに呼び込めた人
この二人では、前の人のほうが人事評価が高くなって当たり前でしょう。
営利法人とはそういうものですよ。
と、とある地域包括の研修で話したらすごい怒られた。
それ以来、そこの包括から仕事が来なくなった。完全に嫌われました。
実話です。
はっきり言えば、公正中立を声高に言えるのは、私のような独立ケアマネです。
法の趣旨と会社の人事評価がこれだけ違えばそれはやる気もなくなるってもんです。
ふと、そんなことを考えました。