厚労省・消防庁 小規模施設の防火対策見直しへ | ケアマネ時々卓球、時々その他

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シルバー新報より


 

  • 検討会設置、実態調査も 追加で法改正検討の可能性
     2月に長崎市の認知症グループホームで死者4人を出した火災を受け、総務省消防庁は11日、小規模社会福祉施設の防火安全対策を見直すための検討会を立ち上げる。認知症グループホームだけでなく、入所施設と実質変わらない小規模多機能型居宅介護や宿泊付きデイサービス、サービス付き高齢者住宅なども対象に規制のあり方が議論される方向だ。あわせて厚生労働省と連携し、スプリンクラー未設置のグループホームに対する個別訪問指導も始まったところだ。(以下略)
  • (2013/02/28)


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    先日、新規利用者の方に宿泊付きデイサービスを紹介した。

    昼夜逆転で、夜間の徘徊が頻回な方で、家族の疲労もピークに達していた。


    でも、まだ要介護認定が出ていなかったので出てからにしましょう、とした。

    というのも、宿泊付きデイサービスは要支援者を対象としていない所も多い。


    その方は要介護1、調査員によれば要支援になりかねない人だから、経済的負担も考えなければならない。


    しかし、とある日曜日の夕方に家族から電話がある。

    聞けば夜間徘徊が激しくなってきたとの事。


    翌日、すぐに訪問。

    何のことは無い。

    真昼間からグーグー寝ている。


    夜起きてしまうのだから昼間は起こしておかなければならない。

    昼間グーグー寝て、夜は寝ないからと言って眠剤を飲ませる。

    効くはずがない。


    しかし、家族もしょうがないとあきらめてしまっている。

    結果、家族の了解を得てデイサービスに行かせる事とした。


    デイサービスには昼間の声掛けを強くお願いした。

    1,2回通った時に、デイサービスでは昼夜逆転はおさまったと聞いた。


    勿論、1回だけで判断はできないが、昼夜逆転を解消する方法は示す事が出来た。

    後は習慣だ。


    宿泊付きデイサービスは大変ありがたかったという実例が直近でこのようにあった。

    高齢者を24時間で把握できるというのは、非常に評価できるのではないだろうか。


    だから施設基準だけ設定するのではなく、人員基準も定め、介護報酬の算定項目に入れる事も必要だとも思う。



    一部の議員が「高齢者版ネットカフェ」と悪口を言っていたが、このような例もあることを見逃さないで欲しい。