昨日の事業者連絡会の話。
我が区には、各サービスごとに事業者連絡会というものがある。
はじめは区の主導で、情報提供などはこの連絡会を通じて行うとなっていて区からの連絡事項があったり、相談事があったり、逆に事業者側から要望を言ったりという関係であった。
ところが、様々なサービスを一括して連絡する区役所主催の連絡会が新たに発足し、それがいわゆる集団指導の位置づけになっていったころから訪問介護の事業者連絡会は存在意義を失いつつあった。
私も2期、連絡会の事務局長として活動していたが、年を追うごとに、改正(改悪)の度に連絡会に来るメンバーの顔色が悪くなっていった。
それに、そもそも、会に来るメンバーは、事業所のある程度決定に関わる人の参加が求められていたが、だんだんと面倒になっていったのか、現場の人が増えてくるようになった。現場の人も忙しい中、参加するのも大変だったと思うが、こんな会は社長連中がやれば良い、という奴もいた。
つまり、面倒な事はしたくない、意見が聞きたいなら聞きに来い、というバカな連中も多くなっていった。
そんな事で2年前、役員改選でなり手がいなくなったとき、会の運営継続不可能と判断し、解散を提案した。その時も続けて欲しいという意見はあったが、自分から役員になろうという人はほとんどいなかった。いたとしても会計だったり書記だったり。最悪なのは副会長には立候補するが、会長には誰も立候補しない。
でも、それもそうだ。訪問介護の代表として矢面に立つ立場なんて誰がするものか。しかも自分の会社の売り上げには関係ない。上手くいかなければ文句は言われる。損な役回りを受ける人なんていない。
しかし、その時は実行委員として、会の再建に乗り出す人もいた。
あれから2年。結果はどうだったのだろうか。
反省は?これからのビジョンは?
実は何にも無く、ただ、会を存続させるために無理やり研修を行っていただけに過ぎないのではないか。
役員を受けてくれませんかとそのときに言われたが、辞退した。
嫌みったらしく「即答ですか?」と言われたが当然だ。
2年前、解散を提案したのに何で役員に推薦できるんだ。その認識の甘さはどこから来るのだ。
魂の抜けた、ただ続けるだけの会。それを保つのも大変だと思うけどね。