最近、政治番組を見ていると「ホンネとタテマエ」という事が浮かんでしまう。
「TPPに参加する、しない、議論の場に着く、場につかせない」「消費税を上げる、上げない、議論を始める、始めない」・・・
ざっくり思えば、「どうせ消費税も上げるし、反対意見があってもTPPに参加するんだろ。」となってしまう。
つまり、TPP参加反対も、消費税増税反対も、パフォーマンスに過ぎないと思ってしまうのだ。
消費税増税もTPP参加も悪いと言っているわけではない。しかし、国民生活が破綻しないよう、安定・安全な生活が確保できるという安心感が無いし、極論すれば政治に対する信頼感が無いということだ。
また、介護分野でも仕分けが行われた。
特別養護老人ホームが経営実態調査において大きく改善していることから、「プラス改定の必要なし」と判断され、社会保障については、負担増や給付削減をPRする場になった。
一般に介護職員の給料が安く、離職率も高いことは周知の事実であろう。それを改善しなければ・・・という「タテマエ」の裏に給付削減という「ホンネ」が見えるのである。
事業者や住民の意見を聞いて、上司に報告した、結果についてあれこれ言われる筋合いは無いと本区の区議会議員に言われたことがあるが、そんな仕事しか出来ないのならば、議員は要らない。
国民の生活を体を張って守り、守れなかったらキチンと責任が取れる、そんな人物の登場を心より待ちわびる。議員はサラリーマンであってはならないのだ。