今日は終戦の日です。

8月は 6日の広島の原爆の日 9日の
長崎の原爆の日 そして 今日の終戦の
日と、私たちが忘れてはならない 
特別な時を迎えます。

あの戦争の記憶が だんだんと薄れていく
中、今 私たち人類は また 大きく
世界の歴史が動こうとしている
真っ只中にいることを 感じます。

コロナで施設の面会制限があり 
認知症が進み、身体も徐々に
弱ってきている母ですが、
私が行くと ちゃんと会話ができます。
もう 食事は 流動食を 一口二口
飲み込むのも大変で、とても疲れるようで
いつどうなるか わからないという状況が
続いているので なるべく 行ける時は
一日置きくらいに 面会に行っています。

そして いろいろな話をします。
昨日も 明日は終戦記念日だよーと
いうと、
あー そう。
お母さんは 戦争も経験して 台湾から
引き揚げてきて 大変だったねー
戦後も大変だったでしょう?

大変だったよー
いろいろあった。

母は原爆が投下されて間もない 広島の
廿日市というところに 引き揚げて
しばらく生活していました。
海に貝をとりに行ったり
農家で野菜を分けてもらったり。

結婚後も いろんな大変なことがあったよー

そして 私が 今も 世の中は大変よ
というと
いつの世も いろいろあるわよー
って。

そうだねー
私たち人間は いつの時代も 様々な
困難を乗り越えてきたのよね。

もうすぐ その波乱万丈の人生劇場の
幕を下ろそうとしている母です。
今の世の中の喧騒から離れたところから
静かに達観して
どんなことが起きても 
何とかなるわよと
笑っている母を見て
私の心も 穏やかになるのを 感じています。