初めてのインドの旅は デリー、アグラ、ジャイプールをまわる 4泊6日の旅
でした。
デリーは 予想通り 排気ガスやPM2.5で
空は 灰色にガスってました。
でも 予想外に 空港は近代的で綺麗で、
街も ビルが建ち並び 都会的な姿に
驚きました。

アグラは インドで最も有名な世界遺産
タージマハルがあるところです。
タージマハルは ムガール帝国の第五代
皇帝シャー ジャハーンが 亡き愛妃の
為に 20年かけて建設した 総大理石の
白亜の墓廟です。
世界一美しい 墓廟といわれています。


この美しい廟の建設には いろいろな国
から 高い技術を持つ職人たちや 
美しい宝石も 集められました。
そして 二度と これ以上のものが 建設
されないように 工匠頭を殺したという
話も残っています。
王は ヤムナ川の対岸に 自分の墓廟を
黒大理石で建設しようとしましたが
失脚し 黒のタージマハルは 幻に
終わってしまいました。

アグラ城は 赤砂岩で築かれた城壁の
色から 赤い城と呼ばれています
デリーからアグラへの遷都に伴い
皇帝アクバルが建て、その後 シャー
ジャハーンまで 3代の居城となりました。
シャー ジャハーンは 息子によって
タージマハルの見える城塞内の
囚われの塔に幽閉されたとかー
城内の宮殿には 白大理石も多く
使われて 幾何学的な美しい装飾が
施されています。


白く 輝いて 空に向かって すっくと
立つ タージマハルは まさに 気品ある
王妃。
堂々と 赤くそびえるアグラ城で
風に吹かれていると
そこに歴史を刻んだ 王や王妃たちの
息づかいが 聞こえてくるかのよう
でした。