初めてのインドの旅は 行くと決めてからこれまでの旅とは違う 心と身体の
準備が必要でした。
インドは 歴史が深く 民族的にも 
宗教的にも 複雑で、カーストが
今も残り 貧富の差が激しい。
そして インドに旅した 多くの人が
必ず下痢に苦しんだと 聞いていました。
インドに行くには それなりの
覚悟が必要だと思い、インドという
大国に対する敬意の念と
インドの神々を敬う気持ちをもつ
ことを 心がけました。
そして なるべく お肉やアルコールは
避け、腸を整えることを 心がけました。

案の定 出発直前まで いろいろな
ハプニングがあり、
行く前に 少々疲れてしまいましたが、
デリーの空港に 無事 到着しました。
そして、インディラ ガンジー空港は
想像より 綺麗で 広々としていて
近代的でした。
初めて 降り立ったインドの地は
思ったより 違和感がなく 、
馴染んでいく自分に ちょっと 驚きました。

偉大な マハトマ ガンジーを生んだ国、
あの マザーテレサが 生涯を捧げた国、
多くの聖人を生み出している国、
インド🇮🇳
ヨガの聖者や 聖人と呼ばれる人に
会いに 世界中から 多くの人々が
訪れる国、
インド🇮🇳
精神世界の高みを求めて 
多くの人々が 修行に訪れます。
ビートルズも ヨガの聖地 リシュケシュに
滞在しました。
昔 サイババに会いに 訪れた人たちも
多く いました。

そんな インドとは 相反するように
底知れない貧困と 暴力の世界も
インドにはあります。
インドに発つ前に ある方から
インドの 女盗賊プーランの話を
聞きました。
低カーストに生まれた プーランは
少女の頃から 暴力とレイプに
繰り返し 襲われながら
怒涛の運命に流されて
ついには 女盗賊から 政治家に
なりますが、
若くして 暗殺されてしまいます。
何という 一生でしょう!

インドは 何と 混沌とした 
計り知れない 不思議な国でしょう!
そこには マハラジャのような 桁違いの
富める者もいれば
人間扱いすら されない 想像を
絶する 貧しく 弱い人々もいる。
悟りを得た 聖者もいれば、
暴力やレイプを繰り返す人々も
いる。
私たち人間のもつ 高尚さ、高潔、
清らかさや慈悲が そこにはあり、
同時に 残虐性や むき出しの欲望、
エゴ、無慈悲が 存在することを
見せつけてくる国 インド。

そんなインドに 惹かれていく自分が
います。