先日 おかげさまで 母は元気に 九十三歳の誕生日を

迎えました。

母は 我が家の近くの小さなマンションで ひとりで

暮らしています。

私は 二~三日に一度は 母のところに寄って 一緒に

お茶したり ランチしたりして おしゃべりを楽しんで

います。

ありがたいことに 母は 誰にも頼らず 掃除 洗濯 料理を

自分でこなして ちゃんと自立しています。

寄る年波に 耳も遠くなり 眼もだんだん見えずらく

なっていますし、力も弱くなっています。

そして 記憶も ボヤけてきていて、しばしば おかしなことを

言ったりします。

先日は 私に 「あんた 私の結婚式に出た?」なんて言うので

ビックリしました。

でも 長い 自分の歴史の順番が 多少 違ったり あやふやに

なったとしても、 そんなことは たいしたことではないです

よね~

台湾で生まれ、 女学生時代までを 台南で過ごし、

終戦後 親戚を頼って 被爆直後の広島に引き上げた母の

人生は 本当に波乱万丈でした。

断片的にですが 戦前 戦中 戦後の波乱の青春時代を

過ごした母の昔話をきくのは 貴重な時間だと思って

います。 同じことを 繰り返されると つい 「それ 何度も

聞いたよ。」と言っちゃいますけどね~