福岡の志賀島にある 志賀海神社は 全国の海神の総本社、
そして 龍の都といわれる 屈指のパワースポットです。
古より 海運 漁業を生業としてきた 海人 阿曇族ゆかりの
志賀海神社で 大切に守られてきた ご神事に 山誉め祭が
あります。
春と秋に催される 山誉め祭は 山を誉めれば 海が生きる と
いう 自然の循環に感謝する お祭りです。
森を大切にすれば 川に養分が流れ込み、 海が豊かになる という
自然の法則ですね。
あの 気仙沼の牡蠣漁師の 畠山さんの 「森は海の恋人」運動
と同じですね。
海の民 阿曇族は ずっと 山を大切に守ってきたのですね。
自然に対する畏敬の念、自然の恵みに感謝する心・・・
現代の私たちが 忘れてしまいつつある 大切なことを
教えてくれる お祭りです。
神功皇后は この神事をとても喜ばれ 「志賀の浜に打ち寄せる
波が途絶えるまで伝えよ」 と 言われたとか。
この祭りでは 「君が代は 千代に八千代に さざれ石のいわおと
なりて こけのむすまで」 と 君が代の歌詞がふくまれる口上が
述べられます。
「あなたを 永遠に大切にします」 という 日本人の大切な心を
表しています。