私が ママ育コンシェルジュとして 多くの方々に お伝えしたいこと

人間は自然の一部であり、自然界の恵みによって 生かされている」

このことを きっと 私たちの祖先は ずっと昔から わかっていて、

自然を 時として崇め、感謝し、そして いつも 自然は身近な

友であり、生き方を教えてくれる師でも ありました。

人間は きっと 今よりずっと 自然に対して謙虚であったと

思います。

でも 科学技術の進歩と共に いつからか 人間は自然をコントロール

するようになっていきました。

衣食住すべてに渡って 本来の 自然に沿った生き方から 外れて

いってしまったように思います。

世の中は とても便利になり、私たちは多くの物を手に入れました。

でも その代償として 私たち人間は 心と身体のバランスを

崩していくことになったのではないかと 思います。


私の尊敬する 高校の先輩に アフガニスタンで 難民のために

医療活動とともに 灌漑用水路の建設や 井戸掘削に尽力しておられる

中村哲先生がいます。

その著書 「天、共に在り」で、 先生は 述べられています。


何が真実で何が不要なのか、 何が人として最低限共有できるもの

なのか、目を凝らして見つめ、健全な感性と自然との関係を

回復することである。

いたずらに時流に流されて大切なものを見失い、進歩という名の

呪文に束縛され、生命を粗末にしてはならない。

やがて、自然から遊離するバベルの塔は倒れる。

人も自然の一部である。・・・・・・

あらゆる人の営みが、自然と人、人と人の和解を探る以外、

我々が生き延びる道はないであろう。


人と人とのつながりも きっと 自然に学ぶことが多いのでしょう。

自然から 遠く離れていくにつれて 人とのつながりも どんどん

危ういものになっていくように 感じられます。

イスラムの国であり、政情不安なアフガニスタンで 活動される

中村先生は 「憲法9条のイメージに助けられている」と

語られていました・・・・