私には 故郷と呼べる 懐かしくて 大好きな街が 二つあります。


一つは 生まれて 中学1年までを過ごし、また大学生活も過ごした


広島です。


そして もう一つは 中学から高校、そして OL時代を過ごした


福岡です。


先日 13年ぶりで 広島を訪れました。


久しぶりの 故郷は 変わらず のんびりとした 穏やかな優しさで


私を迎えてくれました。


70年前に 世界で初めて 原子爆弾が落とされ 壊滅的な状態と


なった広島は、 何十年も木々や植物は育たないと言われ 死の街と


化してしまいましたが、 その後 奇跡的に 緑あふれる街へと 復活


しました。


太田川デルタに広がる広島には 6つの川が流れ、 街の中心地に


負の遺産である 原爆ドームが 静かに 哀しみを湛えながら


佇んでいる。


そして 瀬戸内海の宮島には 華麗な世界遺産 厳島神社が


時の流れを超えて 神秘的な空間を醸し出しています。


私は 小学校時代を広島で過ごしましたが、平和教育が とても


心に残っています。


幼いころから 原爆の恐ろしさ、 戦争の悲惨さ そして 平和の尊さを


いつも感じていたような気がします。


子供の頃の夢は、 将来は 国連などに勤めて 世界平和のために


役立つ仕事がしたいということでした。


そんな夢はかなわなかったけど、


広島で過ごした子供時代は 今の私に 大きな影響を与えてくれたと


とても感謝しています。