今日は 母の90歳の誕生日です。
卒寿という 祝いの年齢みたいです。
母は 我が家の近くの 高齢者向きの小さなマンションで ひとりで
暮らしています。
母は 13年前に 父が亡くなってからすぐ 福岡の家を処分して 弟のいた
広島で暮らしていました。
2，3年が過ぎたころ 我が家のそばに この高齢者用のマンションが建ったので
私はすぐに抽選に応募しました。
そして 運よく 当選したので、 母は広島から 市川に引っ越してきました。
もう 80歳だった母ですが、 身の軽さには驚かされました。
長年住んだ 福岡の実家を処分する時も、 ほとんどの品物を潔く処分して
身軽になって 新しい居住地へと向かいました。
母は ほんとうに 物質や 過去に執着心がありません。
まだまだ修行中の 娘の私は 見習わなければと思います。
そして もうひとつ 母に見習いたいと思うことに、 「生涯現役」 ということ。
母は 80歳近くまで 自宅でひとりで 父を介護して、 そして その後も
しっかりと ひとりで自立しています。
90歳の今も ひとりで 料理や買い物など 家事をこなしています。
死ぬまで 他人の役に立ちたいというのが 口癖です。
時々 無理してダウンする私を 助けに 杖をついて 来てくれます。
（なんて 親不孝な娘かしら・・・）
私も 生涯を終えるときまで 誰かの役にたっていられるような人生を
おくりたいと 心から願います。
そして 母が百までも 元気に長生きしてくれることを 祈るばかりです。
