今日は 暖かくて春らしい陽気でした。
90歳になる母を 車にのっけて 近くに お花見に行きました。
昨日の冷たい雨にも負けずに 桜は誇らしげに 美しく 満開の花を
咲かせていました。
「私が見に来るのを待っていてくれて ありがとう。」と 母がうれしそうに
桜に呼びかけていました。
今年も 母とお花見ができて ほんとうによかった！
私も 感謝の気持ちで いっぱいでした。
そして 15年前に亡くなった父を 思い出しました。
父は 若いころ 特攻隊に志願して入隊しましたが、 訓練の途中で
終戦となり、 命を散らすことなく、 おかげさまで 今の私がいるわけです。
お葬式の時の 予科練仲間からの弔電に
「散る桜 残る桜も 散る桜」
というのがありました。
これは 良寛さんの 辞世の句です。
そして 多くの出撃する特攻隊員が 遺書に残した句でもあります。
なんだか しんみりと 感傷に浸った 今日のお花見でした・・・
