メルボルンで今起こっていること | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

昨日は楽しいワークショップに参加しましたよ。
 
お友達のかおりんが、オンラインでラフィアの編み方を教えてくれました。
こんな感じで針を使って編んでいきます。

 

できました!

 

 

本当は、鍋敷きを作りたかったんですが・・・・・

 

なんか平らに出来なかったので、微妙な皿みたいなものができあがりました(汗)

でも、久々にちまちました手仕事に集中するのは楽しかったし、色味も可愛くできたので大満足♡
 
まだラフィア残っているので、他にもなにか作りたいなー
 
 
 
なんて、のどかな感じに思えますが、ここ最近メルボルンはいろいろなことが起きていますよ。

 

 

今朝はなんと、なんと、地震がありました。

 

日本にいた時は地震なんて本当によくあったわけですが、オーストラリアってほぼ地震ってないんです。


 

前に一度だけ体験した地震は、確かメルボルンに来たばかりのころ。

なんか微妙に窓枠がカタカタしているような?という程度の揺れだったんですが、地震に慣れていないオージーたちは、プチパニックになっていました💦

 

アパートの人たちがドアを開けて出てきて、「今のって・・・地震・・?」「多分・・・」「こういう時ってどうすればいいの?」「わからない」という会話をしていたなぁ😅

 

 

今朝の地震は、それに比べると結構大きかったですが、それでも体感だと震度2あるかな?くらいでした。

うちは平屋なので、あまり感じなかったんだと思います。

 

私は洗濯機を回していたこともあり、洗濯機が回りながら激しくガタガタなっているんだと最初思ったんです(笑) たまにある


 

ちょうどサポートワーカーさんが来ていた時で、話しながら、

 

「ん?なんか洗濯機がやけにワイルドだな今日・・・

 

日本だとね、こんな感じの地震がしょっちゅうあるんだけどね・・・・

 

って、これ、地震じゃん!ポーン

 
サポートワーカーさんに玄関のドア開けて~とお願いしたら、彼は揺れに動揺してそのまま外に出てってました💦
 
まぁ家の周りは高いビルとかもないので、外の方が安全ですが。
 
私は火元を確認して。
 
 
なんか日本を離れて久しいので、地震もめちゃめちゃ久しぶりでした。
あれ?他に何すればいいんだっけ?と思いながら、念のため湯舟に水溜めてみたり笑い泣き
 
 
とりあえず30秒くらい?で揺れはおさまったのですが、調べたら震源はMansfieldでマグニチュード6だったということです。
 
これ、オーストラリアでは大きい地震。
 
 
小さい平屋の我が家はそんなに揺れなかったですが、同じ造りのお隣さんは天井に亀裂が入ってしまったそう滝汗
 
アパートの上階に住んでいる友人の家はかなり揺れたそうです。
 
びっくりしたのが、シドニーでも揺れを感じた人がいるらしく。え?!
 
 
日本人からするとそこまで大きい地震じゃないけれど、怖いのが、この国の建物って耐震構造になってないんですよね・・・。
 
今朝の地震でも、建物の一部が崩れてしまったところなどがあるみたいです。
 
うちも、今回は大丈夫だったけど、次にまた同じくらいのが来たら壁や天井にヒビとか入るかもしれない・・・。
 
 
あらためて、これよりも大分大きい地震でも簡単には崩壊しないように作られている日本の建物ってすごいなって思いましたおねがい
 
 


 
日本だと、地震が来る直前とかに携帯に緊速報が来たりしますよね?
 
オーストラリアはまったく地震には慣れていないので、今朝は地震のあと1時間以上経ってから「速報」がアプリに届きました・・・。
 
 
朝からびっくりでした。
 
 
ちなみに、今も絶賛ロックダウン中ですが、こういう緊急事態で危険がある時は6つの理由以外でも家を出てよいです。当たり前ですが😆


 
 
そんなメルボルンですが、地震じゃなくてもここ数日はある意味で揺れに揺れています。
 
月曜日にシティ内で建設関係のワーカー達とユニオンとの間に衝突があって、そこから、毎日連続でプロテストが起きています。
 
水曜日の今日で3日目。
 
 
メインストリームのメディアでは、このプロテスターたちがどれだけ暴力的で野蛮かというのを報道しているので、そういうニュースだけ見てるとかなり怖い状況です。

90年代のアイルランドみたいと言ってる人もいました。
 
月曜日は、一瞬シティ内が戦場か?!的な雰囲気になってしまってて。

 
 
もう、メルボルンは一体どうなっちゃうのえーん
 
ただでさえコロナウイルスも怖いのに、今度は戦争?!
 
・・・・・なんて風に思うと、確かに怖い。

 
 
でも、この前ふなき先生が言ってたように、「恐怖を直視する」をやってみました。

 
怖いと思うことは、逆によく見る!
 
 
今は、メインストリームのメディア(テレビ局のリポーターとか)以外にも、個人でリポートしてくれる人たちが結構いるのです。

 
彼らは、実際にプロテストの中に入っていって、人々と一緒に歩いて、時々話をしたり、変な編集をせずに淡々と目の前で起こっていることをスマホで最初から最後までライブ中継してくれているので・・・
 
今はメディアのライブ中継よりも、そういう人たちのライブ中継の方を皆観るようになってきています。
 
 
メジャーなニュースメディアのライブ中継を見る人が3,4千くらいで、対して とある個人ジャーナリストのライブ中継は視聴者が5、6万人とかです。
 
 
それを、土曜日のプロテストから出来る限り、ライブ中継で流れを見守っています。
どんだけヒマなの?とか聞かないで笑い泣き
 
 
それで、ちゃんと観ていたら、全然怖くなかった。
 
 
プロテストに参加している人たちは、普通の人たち。
女性も結構いるし、小さい子どももいました。

 
一般メディアのニュースでは、一部だけ切り取られて暴力的なナチ集団のように言われてましたが。

 
ちゃんと観てると、みんなただ平和に歩いている、ほんと普通の人たち。
メインストリームのメディアからは見えないものがここには色々見えました。
 
 
プロテストは、多分これから2週間は毎日行われるようです。
 
最初は建築関係のユニオンメンバーの人たちの不満が爆発した形だった月曜日のライオットですが、実はその後のプロテストは日々人数が増えています。
 
全然違う職業の人たちも集まってくるようになりました。
一般メディアはずっと建築関係のユニオンメンバーが〜と言ってますが、実はそれだけじゃないことがわかりました。
 
 
そして、ライブ中継を通して見守る人達も、メルボルンやオーストラリアの人たちだけではなくて、世界各地から観ているようです。
 
 
メルボルンは今、世界中からその行く末を見守られています。
 
 
世界一長いロックダウンを体験して、今もまだ自由に外に出られないメルボルンの市民VS政府の図。
でも、たった3日間だけど、ライブ中継をずっと追っているだけでも、このプロテストのあり方に少しずつ変化があるのが分かりました。
 
 
 
 
パンデミックと言われる中、緊急事態宣言&ロックダウン中にプロテストをすること自体がPublic Health Orderを破っています。
外出できる理由にプロテストふくまれてない・・・
 

それ自体いい悪いをここで言うつもりはないですが、とにかく今自分の住むところで今現実に起きていることを、できるだけしっかり直視していこうと思っています。
 
 
 
メルボルンは、これからいったいどうなるのか。。。
 
何も見ないで怖い怖いと言ってても仕方ないから、この目でしっかり見ていくぞ。