自閉症児への教育サポート予算が大幅増!《自閉症教育ストラテジー》 | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

先日、junkoさんに教えてもらった動画です。
 
 

 

 

 

 

12月3日の国際障がい者デーに発表された動画で、教育庁の大臣が自閉症の生徒へのサポートパッケージについて話しています。

 

(後ほど、ちゃんと翻訳しますね)

 

ビクトリア州は「Education State」として、すべての生徒に教育の機会を与えたいということで、障がいのある生徒、特に自閉症に対する教育サポート予算を組んだそうです。

 

$19millionを投入して、自閉症の生徒のために教員のトレーニングなどを行うということで、すごい大規模な改革みたいです。

 

 

10年前、シングルマザーになった時、当時住んでいたエリア(Regional Area)にはスペシャルスクールすら一校もなかったのです。

 

日本に帰ろうかとも思ったのですが、メルボルンのママさんにメルボルンには自閉症児専門の公立の学校がいくつもある、と聞いて一度学校見学に行きました。

 

その当時、住んでいたエリアだけではなく、州都にも自閉症児専門の学校というのは一校もなかったです。

 

でも、メルボルンには当時ですでに10年以上自閉症児を専門に教えていた学校が存在して、さらに各エリアに4校くらいあると。

 

しかも、公立学校。

 

 

それで、本当に身の回りのものだけを車に乗せて、カイとふたりでメルボルンに引っ越してきたのでした。

 

あれから10年経ちますが、今はもっと自閉症専門の公立校は増えています。

 

 

今回この自閉症の生徒や障がいのある生徒向けの大規模な改革のニュースを聞いて、やっぱりビクトリア州ってすごいなと思いました。

 

ちなみに、学校教育の予算はNDISのような障がい関連予算とはまったく別物になります。

そして、NDISは全国統一システムでフェデラルですが、この自閉症教育ストラテジーはビクトリアの州予算です。

 

 

 

そして、もうひとつ別のお友達に教えてもらったこちらの動画。

 

MASS(Mansfield Autism Statewide Services)という自閉症サポートの団体について、政治家が国会で言及しています。
 
MASSはちょっと都会から離れた山の中にある施設ですが、自閉症児のための素晴らしい環境が整っているところです。
 
乗馬セラピーや野菜作りをして五感に豊かな刺激を受けながら、教育を受け、自立した生活ができるようなライフスキルを学んだりできる学校+レスパイト+セラピーセンターです。
 
 
自閉症の専門家たちがMASSを絶賛していました。
 
私もカイのNDISファンドでImproved Relationshipファンドがあったので一度問い合わせしてみたのですが、カイのファンドではとても足りませんでした(笑)
 
かなり沢山ファンドがないとホリデープログラム(泊りがけてみっちりセラピー等してくれる)すら参加できないくらい高額ですが、ファンドが充分あるなら行かせてみたいなぁと思う場所です。
 
 
MASSは今後また別のロケーションにも建設を予定しているみたいで、このヘレン議員はMASSという場所がどれだけ自閉症児とその家族にとって重要で必要な場所かということを訴えています。
 
彼女の話の中で、今年6月に山の中でいなくなったウィリアムくんについても触れていますが、ウィルもMASSに通っていたそうです。
動画では7月って言ってますが、6月の間違いですね
 
 
自閉症児サポートのための学校教育の予算も大幅に増え、議員さんがわたしたち家族の代わりに自閉症サポートの必要性を熱弁してくれる。
 
本当にありがたいです