ドナさん、ありがとう | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

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高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

とても悲しいニュースです。
4月22日土曜日、ドナ・ウィリアムズさんがお亡くなりになったそうです。
 
 
ドナさんは自閉症当事者として何冊もの本を出版し、講演活動なども積極的に行っていた方です。
 
彼女の著書”Nobody Nowhere”は『自閉症だったわたしへ』というタイトルで日本語訳も出版されていたのでご存知の方も多いでしょう。
 

 

ドナさん、近年はお名前をポリー・サミュエルさんとして活動されていました。

サミュエルというのはご主人クリスさんの姓です。

 

 

がんを患っていたことは以前から知っていたのですが、その後体調が悪化していたということは最近になって知りました。

 

ここ最近はご自身のブログに最期の日々を詳しく綴られていました。

 

私自身はドナさんの講演会に参加して直接少しお話しをしたことがあるくらいでしたが、私の友人のひとりはドナさんご夫婦と家族ぐるみで仲良くしていたので、ドナさんのことが気になって様子を尋ねたりしていました。

 

その友人からドナさんの訃報を聞いたのが木曜日のことでした。

 

そして今日、ご主人のクリスさんがドナさんのブログで正式に報告されています。

 

 

Vale Polly Samuel (aka 'Donna Williams') 1963-2017

 

 

ドナさんの望み通り、痛みもなく穏やかな最期だったそうです。

 

まだ50代でこれからという時に・・・とても残念です。

 

 

 

ドナさんはメルボルン生まれで、途中イギリスに住んでいたこともありますが、またメルボルンに戻ってこられてこちらでも何度か講演会などされていました。
 
私も幸運なことに、ドナさんの講演会に2012年と2015年の2回出席する機会がありました。
 
自閉症当事者としてご自身の体験をもとにしたお話はとても参考になりました。

 

2015年の講演会のことは当時記事にする余裕がなかったのですが・・・
ドナさんと一緒に写真を撮って頂きました。

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直接お会いするとその素敵な人柄がよく分かります。

 

 

2012年のドナさんの講演会に参加した時のことはいくつかの記事にまとめています。

この2時間の講演会で学んだことが本当に沢山ありました。

 

ドナ・ウィリアムズ講演会 その1

ドナ・ウィリアムズ講演会 その2

ドナ・ウィリアムズ講演会 その3

ドナ・ウィリアムズ講演会 その4

ドナ・ウィリアムズ講演会 最終回

 

 

この時彼女にサインして頂いた本は今も大切に持っています。

 

 

 

ドナさん、あなたが自分らしく生きる姿を見せてくれたことで、沢山の人が勇気を貰いました。

あなたのおかげで救われた自閉症者や家族は世界中にいます。

 

 

本当にありがとう。

 

 

 

 

 

ドナさんの亡くなる少し前に作成された動画があります。

 

彼女らしさが詰まった素敵な動画だなと思うので、是非観てくださいね。

Facebookのリンクなのですが、観られるでしょうか・・・

 

Nobody Nowhere Montage- Paper Owl Films

 

 

 

 

RIP Donna aka Polly

 

 

ドナさんの本、また久しぶりに読み返してみようと思います。