ネットワーキングの大切さ | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

先日、久しぶりにケアラーウォークに参加してきました。
 
ケアラーウォークとは・・・こんな集まりです→ 
 
今回は近所に住んでいる学校のママ友さんを初めて一緒に連れていったんです。
 
彼女たちは今年メルボルンに引っ越してきたばかりで、8歳の息子さんがカイと同じ学校に通っています。
 
ある時、朝学校に送っていく時に近所を手を繋いで歩く親子を見かけました。
年齢的にはもう手を繋がなくても大丈夫そうなのに、しっかりと手をつないで歩いている姿が一瞬気になったんですが・・・・
 
その後、別の日に同じ親子がカイの学校の方に歩いていくのをまた見かけて・・・
 
カイは週に3日はスクールバスを利用しているので、私も毎日は学校まで送っていかないのですが、その後も学校に行く時にその親子を見かけることが何度かあったので
「多分カイと同じ学校の子だ」と思ったんです。
 
カイの学校は制服ありますけど、別に着てなくても何も言われないので、その子も学校の制服は着てなかったんですけどね。
 
ある時カイを学校に送った後、その親子が学校に向かって歩いているのを見かけたので声をかけてみました。
 
そうしたら、やっぱりカイと同じ学校の子で、家はなんとうちの斜め向かいでした。
ほんとのご近所さんだったんです。
 
その一家はイランから数年前にオーストラリアに来て、今年WAからメルボルンに引っ越して来たばかりだということ、オートマの車が家にないのでママさんは運転できず、毎日学校まで歩いて行ってることなどがわかりました。
 
うちからカイの学校までは車で5分ですが、歩くと20~30分近くかかります。
しかも、すごく交通量の多い道路を二回横断しないといけないし大変です。
 
なので車で送っていく日に時間が合うようなら、一緒に乗せて行ったりするようになりました。
 
 
そのイラン人のママさんもメルボルンには他に家族もいなくて、まだ来たばかりで色んなサポートのことなど何も知らないということでした。
しかも足がないと色んな場所に出かけられないし、ケアラーの集まりがあっても気軽に行けないですしね・・・。
 
ということでいくつかの福祉サポート情報はすでに教えてあげたんですが、今回はケアラーウォークに連れて行ってあげよう!と。
 
私が随時色々な情報をあげてもいいけど、このママさんにまず必要なのは地域の人たちと繋がることだと思ったのです。
 
このケアラーウォークは、地域のケアラーの人たちも来るし、色んなゲストウォーカーの話も聞けるしでまさに彼女には一石二鳥♪
 
 
 
今回も最初1時間弱みんなでウォーキングをしました。
いい天気に恵まれて、とっても気持ちよかったです!
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そのママさんは、色んな人と歩きながら話すのがとても楽しかったようで、家からすごく近い公園なのにまるで旅行に来たかのようにみんなで一緒に写真を何枚も撮ってました(笑)
 
そして、ウォーキングが終わった後にゲストウォーカーさんの話を聞いたり、質問をしたり、今まで知らなかったサポートにその場で申し込んだりして、すごく忙しそうにしていました。
 
ウォークを主催しているカウンシルの担当の人にメールアドレスを渡したので、これからは地域の障がい関係の情報もメールでその都度受け取れるようになります。
 
 
一緒に帰る時に、今日は本当に来てよかった、とっても楽しかった、連れてきてくれてありがとう!と何度も言っていましたよ。よかった、よかった。
 
 
このウォークは毎月一回あるんですが、来月は残念ながら私は参加できず・・・
でも、帰り道に一緒にバス停を調べたら、集合場所まで一本で行けるバスが家の近くから出ていることが判明。
これで次回から、私が連れていけなくてもバスで行くことも出来ます♪
 
今回会った他のケアラーさん達とも電話番号を交換したり、通ってるスポーツジムはどこがいいか、なんて話もしていたので、きっと彼女の世界もここからどんどん広がっていきますね^^
 
 
やっぱりスペシャルニーズのある子を育てていると、学校のママ友さんとの繋がりだけじゃなくて、こうした地域の他のケアラーさん達やカウンシル・プロバイダーの人たちとのネットワーキングも大切だなって改めて思いました。
 
思い返せば、7年前に私とカイがメルボルンに引っ越してきた当初も、まったくメルボルンの福祉サポートのこととか右も左も分からなかったんですが・・・
 
唯一知りあいだった先輩自閉症児ママさんが、他の自閉症児ママさんに紹介してくれたり、サポートグループのミーティングに連れて行ってくれたりして、そこから私も色々な人たちとの福祉ネットワークが広がっていったことを思い出しました。
 
 
情報だけなら今はインターネットである程度集めることは出来るし、オンライン上で他の人たちと繋がることも価値のあることですが・・・
 
こうして同じように障がい児子育てをするケアラーさん達に直接会って、プロバイダーから色んな情報を対面で話を聞いて、分からないことがあればすぐ質問出来る場があったりすることの有難みも改めて感じました。
 
適度に運動することもすごく大切ですしね!
 
そう考えると、この無理のないウォーキング+ネットワーキング+ゲストスピーカーの話という組み合わせのケアラーウォークって、かなり良いアイデアだなあと思いました。
 
 
また今後も別のケアラーの集まりがある予定なので、都合があれば彼女を連れて一緒に参加してみようと思います☆