昨日読み終わったばかりのこの本、
すごくすご〜く良かったです!
岡山県の自然食の民宿「百姓屋敷わら」や重ね煮で有名な
船越ご夫妻の息子さんの耕太さんが書かれた本です。
- ぞうきん1枚で人生が輝くそうじ力/船越 耕太
- ¥1,512
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この本…掃除の本なんですが、
読んでみたら深い深い人生哲学の本でもありました。
本の最初に、すごくショッキングな写真が・・・
便器を素手で磨いているのだそうです!
一瞬ぎょっとしますよね…。
実際に講演会の時なども、こうして素手でのトイレ掃除を実演すると、
やはり参加者の方から悲鳴が聞えてくるのだそうです。
そ、そりゃそうでしょうね…汗
でも本を読み進めていくうちに、
耕太さんが、なぜこんな風に素手でトイレ掃除をするのか?
そのことにどんな意味があるのか?
これがとても納得できました。
そうしたら、便器を素手で掃除することがとても素晴らしいことに思えてきました!!(笑)
でも、その域に到達するまでに、
私は色々な心の葛藤を経るでしょうし、
長い道のりになりそうですが…(汗)
私にもいつか、素手で喜んでトイレ掃除が出来る日は来るかなぁ。
その時は、私の人生も輝いているのかなぁ。
この本は、掃除することで人生や自分を新たに見つめ直すことが出来ると教えてくれています。
素手でトイレ掃除をするという以外にも、沢山の深い言葉が…
「そうじの時に視点を変えることを習慣づけることで、物事に対していろいろな視点から考える力もついてくるのです」
「見えないところを掃除することは、自分の人生の中でフタをした場所の感情に触れるということ」
「まさに、汚れは自分の弱い部分」
「僕は、『見たくない場所』『見たくない物』には、その人の人生において、無意識下で感情整理できていない自分がいると考えています」
「そうじがきらいな人は、いつもおろそかにしている場所や物ほど触れたり、声をかけてみてあげてください。なぜなら、そこは自分が人生でおろそかにしているところだから」
「他人に見せられない家に住んでいるということは、イコール、外でも自分を見せていないということです」
深い…。掃除ってこんなに深いものなのか。
掃除の本なのですが、読んでて泣いてしまいましたよ、わたし。
そして、耕太さんの言っていること、
こんまりさんの言っていることと通じる部分もありましたよ。
こんまりさんは片づけ
耕太さんは掃除
二人とも、モノを大切にし、モノと丁寧に向き合って
きちんと対話しているんですね。
こんまりさんの本とあわせて、何度も繰り返し読みたい本です。
この本読んだら、なんだか掃除がしたくて仕方なくなってきてしまいました(笑)
私の人生も輝かせるぞ~~~♪♪♪