テクノロジーと自閉症 その2 ~アスペルガー啓蒙ゲーム | カイとわたしの場合~オーストラリアx自閉症xシンプルライフ

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高校生になった自閉症児カイと、シングルマザーのわたし。オーストラリアはメルボルンにて、ふたり暮らし。そんな私たちの毎日を綴っています。

前回の記事 のつづきです。



Swinburne大学の教授による「テクノロジーと自閉症児」をテーマにしたプレゼンテーション。



そこで、前出のWhiz Kid Gamesに引き続きSwinburne大学製作の面白いゲームを紹介していました。



その名もAspergion

 (↑クリックでサイトへ)


カイくんとわたしの場合


このゲームはまだ製作途中のものらしいのですが、

すごく着眼点が面白いな~と思ったのは・・・・・



これ、アスペルガーに対する世間の認知度を上げるため

健常の若者(高校生くらい)をターゲットに作っているというところです。



どうやら色んな惑星を探検する宇宙アドベンチャー系のゲームのようで、

「定型発達」と「アスペルガー」の人間たちが交流する未知の世界で

アスペルガーのユニークで不思議な視点を経験していく・・・という感じらしいです。




惑星に住んでいる人たち(自閉症)と、どうやったら上手くコミュニケーションが取れるか?

なんてことを自然とゲームをやりながら考えて経験していく仕組みになってるみたいですね。



私はゲーム系が苦手な人間なのですが・・・これはちょっとやってみたいかも。



若者に自然に興味を持ってもらえるゲームという形で

アスペルガー・自閉症啓蒙にもちゃんとなってるっていうのがすごいですね~


ちなみに、高校生グループにこのゲームを試してもらったところ、

ゲームをやる前よりも試した後の方が「アスペルガーの人たちをrespect(尊敬)するようになった」

と回答した高校生の割合が上がったそうです。



テスト段階(BETA)のものなら、ウェブサイトからこのゲームがダウンロードできるようですよ。




このゲームの製作には、Swinburne大学のデジタルメディアデザインの学生80人、

教授陣8人、そしてアスペルガー当事者達10人が関わっているそうです。




というか、Swinburne大学がそんなに自閉症啓蒙に熱心だったとは知らなかった(゜д゜;)

なかなかやるなぁ~



これこそ、テクノロジーと自閉症のテーマにぴったりですな。




長くなったので、また続きます。


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