息子の問題行動にほとほと参っていた頃
実は去年の12月に初めて小児脳神経科を受診しました。
地元の小児脳神経科は予約がいっぱいで6ヶ月待ちと言われたので
かなり範囲を広げて探しまして、
なんとか見てもらえるところを探しました。
12月の初受診の日は主に問診で終わりました。
始めの問診は保険がきかない(時間がかかるから)
と言うわけで、自費で¥5000かかりました。
受診に至るまで
受診の様子
その後の治療について記録していこうと思います。
とにかくうちの場合一番の問題はチック。
そして、切れやすい・攻撃的という問題行動
多動・注意欠損はなく、知的障害もなく
本人はあまり困っていない。
とにかく、チックの症状が酷くて、
それで周りが不快に思ってしまうこと。
切れやすくて家庭での衝突が絶えないこと。
うちの子のチックが始まったのは7〜8才くらいの頃。
手を常に裏表にひっくり返す行動だった。
チックというと目をパチパチしたり
部分的に小刻みに動かすようなイメージがあって
当時は息子の行動がチックとは思っていなかった。
とにかくやらなきゃ気が済まないようなんで、
変な癖があるなぁと思ってた。
これは特に周りが迷惑するわけではないし、
どうやら学校ではやっていないらしかった。
その後、色々なチックが一つ出ては消えという感じで、
何かしら変な癖があるなぁ。
という感じ。
色々ありすぎてなんだか忘れちゃったんだけど、
多かったのは「ん、ん、」と言う音声チック
でもこれはそんなに酷くなかった。
最近周りが不快に思っていたチックは
鼻を「フン!フン!」って鳴らすこと。
これはかなり長かった。
数年前から続いていて、
でも、きっかけが副鼻腔炎だったから
癖と言うよりは、鼻の病気だと思っていた。
これも学校ではあまりやっていないみたいだった。
何でそう思ったかというと、
授業参観ではそういう癖が見られなかったから。
ただ、最近は違っていた。
その鼻の音がかなり大きくなってきたこと
そして、学校や外でもやるようになってきたこと。
頻度もかなり増えてきて、
明らかに鼻の病気にしては不自然なこと。
そして、鼻水などは全く出ていないこと。
ちなみに、私は薬剤師なんで、
鼻症状を改善するように色々試してみた。
内服、漢方、外用薬、ステロイド
どれもも全く効かなかった。
これはなんだろう?
やっぱり癖だろうか?
この時点でもこれがチックとは思っていなかった。
チックについての知識があまりなかったから。
やっぱり鼻の病気にしてはおかしい!
と思い、改めて
「チック」
で深く検索をしてみた。
そこにあったのは
「鼻をフンフンと鳴らす」!!
これもチックなのか!
色々調べていると、
どうやらチックというのはとにかく幅が広くて、
これもチックなの?
とビックリするような癖のようは症状もチックとして紹介されていた。
あぁ、やっぱり全てチックだったんだ。
以前、旦那に相談したことがある。
息子の行動ちょっとおかしくないか?
なにか発達障害のような物じゃないか?
って。
そしたら、思いっきり否定された。
またその否定のされ方がなんともやりきれないというか・・・
「母親のお前がそういうこと言うってどうなの?」
まるで、親が子供を疑っている?というか
何というか伝えるのが難しいんだけど、
「親が子供をそういう目で見るってどうなの?
それでも母親なの?」
みたいな感じ。
私の考え方がおかしい。
そもそもそんな考えが思いつくこと自体おかしい
そんな感じでまったく受け入れるどころか
私の人格否定。
当時、絶賛モラハラ中だった旦那には
私への攻撃の種を与えたような物だった。
そう言われたらもう相談なんかしないよね。
おかしいなと思いつつも、
変わった癖なんだと言い聞かせてしまったせいで
診断に至るのが遅くなってしまった。
こだわりについてだって、
本当はアスペルガーという診断があれば、
もっと子供を傷つけずに対応出来ただろうに、
「何でこんなことするんだ?」
「何で分からないんだ?」
そうやって、両親から注意を受け続けて
どれほど辛かっただろう。
(それでも私は心の中で何かおかしいとずっと思っていたから、
息子の変わった行動にそれほど敏感に注意はしていなかった。
ただ、旦那はめちゃめちゃ注意していたから可哀想なことをした。)
今回受診に至ったのも、
旦那の子供への注意がエスカレートしていって、
必要以上に
「その鼻の癖やめろ!」
と息子への注意がきつくなってきたから。
私はその頃はもうチックだと確信していたから
(そして、モラハラ被害からも覚醒して戦っていたから)
旦那に何度も
「言うと余計気にして悪化しちゃうから言わないで!」
って言ってるのに、
旦那はとにかく我慢出来ず、
又、注意したそばからやるのが本当に我慢ならない様子で
ネチネチ攻撃していた。
これはやっぱり診断がくだらないと旦那を説得出来ない。
と思い、また、息子も気にしだしているので
なんとか心を軽くしてあげたいと思い受診を決めた。
始めはチックは放っておけば大体は治るから
とにかく放っておけばそのうちなくなるだろうと安易に思っていたのに、
だんだん酷くなってきた。
そんなとき、チックにも薬物治療が有効だとという記事を見て
その可能性を期待した
薬剤師ではあるけど、
「チックに対しての処方」
なんて見たことがない。
聞いたこともない。
痙攣の一種と言われれば抗痙攣薬?
と予想するけど、それとも違うらしい。
ADHDとかそういった子供に出る薬は把握している。
でも、多動もない、不注意症状もない
だからADHDに対する薬は適応しないだろうと思っていた。
私が勉強不足なのかもしれないけれど、
おそらく、そういった専門クリニックの門前でない限り、
こんな薬の使い方は薬剤師でも知らない人が多いだろう。
薬はさておき、
とにかく、今まで違うと否定されてきた
発達障害があるのかないのか?
そこが一番知りたかったので、
受診を決めた。
ちなみに、
幼児の頃からその点を小児科医に何度か聞いたことがある。
でも聞く度に、
「今見た感じでは特に問題は見られない。
外で症状が出ていないのならただの甘えでしょう。」
と言われていた。
結局小児科医だとしても
発達障害は見分けが難しいのだ。
そして、親を安心させるために、
適当に返事をするのだ。
心配ない。
そのうち気にならなくなる。
そういった言葉は
その時は親を安心させるだろう。
でも、今思うと
「なんて無責任!」
無知から来る無責任な発言だと思う。
診断は早ければ早い方がいい。
毎日接している親が、何かおかしいと思ったら、
絶対にその道の専門家に見てもらった方がいいと思う。
と言うわけで、
受診に至るまでの経緯でした。
次回は受診したときの様子について記録しようと思います。