この間帰省したら

母に終活ノートを渡された

 

 

もともと

書くことが好きな母

人生の最期のノートなのに

張り切った文字が並ぶ

 

 

最後のページに貼ってある

キラキラした写真

母と妹のツーショット

 

 

写真の下に

この写真使ってください

と書いてあった

 

 

おしゃれな服

ばっちりメイク

そりゃ人生最後を飾る写真は

これだよね!

 

 

もしものとき

妹をカットして

使ってほしいということね…

 

 

母のことは

しっかり者の妹に任せきりだった

 

 

 

 

でも…

母より先に妹が亡くなった

 

 

去年の夏

沖縄に大きな

Uターン台風が来た日

停電した介護施設で

一晩中利用者さんを守り

やっと帰れた家で

くも膜下出血だった

 

 

高齢の母にとっては

まさかの想定外

 

 

そして母にとっては

二度目の想定外

20年前にも

娘(妹)を亡くした

 

 

 

 

私にとっても

まさかの想定外

ふたりの妹がいなくなるなんて…

 

 

当然回ってきた

母の介護と終活ノート

そんなの必要ある?

見たくない

そう思っていたのに…

 

 

最後のページ

ツーショットの写真

妹のキラキラした笑顔が

眩しすぎて

いまだに直視できない私に

 

 

おねえさま~

よろしく頼みますよ~

と聴こえた気がした

 

 

 

 

終活ノート

預かってる場合ではない

母に返して

まだまだ

書き続けてもらおう

 

 

推し活や

婚活や

巷に溢れる○○活と同じ

活動なのだから!

書くことが

好きなのだから

 

 

認知症予防にもなる

日記帳として

なんでもノートとして

活動・活用しよう

終活ノート

 

 

人生いつ何が起こるか

誰にも想定できない

 

 

だから一日一日

最後の最後まで大切に楽しもう

 

 

 

 

お読み下さり

ありがとうございました(*^^*)ハート