利用者がふたりしかいない
赤字の日中一時支援サービス
社長の目標は
「楽しく笑って」
お花見の日は雨嵐
でも
インドアのふたりにはラッキー!?
みんなでお弁当を作り
壁や床に紙の桜を散らして
シートを敷き
室内お花見ごっこ
知的障がい・自閉症のHさんは
芸が細かくムードメーカー
たかってくる虫を払う仕草(演技)
紙の花びらをひらりと弁当に
舞い落とす演出
さらに花びらを
ダウン症の花さんにプレゼントし
花さんのほっぺも桜色
私が最も感動したのは
卵焼き
お世辞でも過言でもなく
アラフィフ人生で一番美味しい
卵焼きでした
作ってくれたのはHさん
殻が入るとスイッチが切替わるので
卵を割ったのは私
「お父さん流」らしい卵焼きは
マヨネーズと塩を入れて
お箸で混ぜること10分!
ごま油で香ばしく弱火でじっくり
ぷるんぷるんの卵焼きの
出来上がり!
成功おめでとう~
家で練習したお父さんの評価は
まだ3点らしいけど
めちゃくちゃ美味でしたよ!
私の話になりますが…
3人の子育て時期は
毎日のように卵焼きを作っていた
でも
美味しいと思ったことは一度もない
なんたって
切れ端しか食べたことなかった
今思えば…
ルンルンで作っていなかった卵焼き
なんで私が…毎朝毎朝
食事の支度しなきゃいけないの
あっ洗濯が終わった!
干さなきゃ
やばい!仕事遅れる~
あ~忙しい忙しい
ドタドタもやもやしながら作った
卵焼きが
美味しいわけないよね
子供にとってはどんな卵焼きでも
それが母の味になる
それを思うと…
後悔とごめんねの気持ちになる
Hさんはみんなに
「ボクの卵焼き食べてほしい!」一心で
「よーし見てて!僕の腕前!!」
と
卵焼きを作っていた
また食べたいけど
卵焼きに全身全霊をこめ
すっかり疲れたようで
「上転しそう」と発作の薬を飲んだ
当分は食べれないかな
午後は紙芝居をした
高齢者ボランティアの手作りの
「花咲かじいさん」
の別バージョン
途中で犬のシロがころされてしまう
残酷なシーンもあったが
みんな静かに見ることができた
最後はもちろん
満開の桜
外の雨嵐に負けず
桜吹雪の嵐で終了しました
シェフの指導のもと
卵焼きにチャレンジするぞ~
いつもありがとうございます