日中活動中

花さんとHさんがケンカした

ケンカと言っても

花さんの超スローペースに

せっかちなHさんがキレた

 

 

うさぎクッキー 花さん(30代前半)

ダウン症 超スローペース

口ぐせは「きょうは妄想の日なの」

彼氏も不倫相手もいて?家に帰りたくない

不安やストレスを感じると動けない

 

 

くまクッキー Hさん(30代半ば)

知的障がい・自閉症 アイドル大好き

声が大きく言葉も乱暴

グループホームに時間通りに帰って

録画したアイドルの番組が観たい

最近はアダルト系にもはまっている

 

 

 

性格も障がい特性も

全く違うふたりは傷ついてしまい

不穏な夜を過ごした

 

 

翌日ふたりは来てくれた

「ごめんなさい」が言いたい花さん

でも恐くてHさんに近づけず…

一歩進んでかたまる

また進んでかたまる

 

 

モジモジした花さんに…うさぎクッキー汗

イライラしたHさん

再びキレてしまった!!くまクッキーむかっ

 

 

利用者はおふたりのこの日

スタッフも目が離せず

不穏な空気が流れていた

 

 

とりあえず

活動も食事も送迎も

限られた空間で別々にして

様子をみている

早く仲直りしてほしいなぁ

 

 

ということで気づき

 

 

今までのトラブル経験から

学んだことを私なりにまとめます

反対意見やもっといい方法が

あればどうか教えて下さいお願い

 

 

 
利用者同士のトラブル
NGな改善法

結論から言うと…

支援者側に問題(原因)があると

思っています

「ケンカしたらダメよ」

「仲良くしなきゃダメだよ」と
注意しても何も改善できないです

 

仲裁に入ると

「もうしません」

「仲良くします」と言いますが

その場や支援者から逃れるためです

 

もし苦手な人がいたとしたら

あなたはどうしますか?

「仲良くしなきゃ」と思いますか?

私なら

仕事など仕方ない場合もありますが

なるべーく避けます…

 

障がいがある人たちは苦手な人を

避けることすら苦手な人が多いです

自分で自分の居場所を決めるのも

難しいことなのです

 

なので自分がそうするように

できるだけ距離を

とってあげましょう

 

 

 

支援者の行動や言動を

よく観察してますよー!

利用者さんの中には

支援者が他の利用者さんを

怒る場面をみると
怒られている人を「悪者」だと

思い込む人がいます

 

支援者を「正義の味方」だと思い

「悪者」から支援者を守る行動や

大きな声で怒鳴ったり

支援者のマネをする人もいます

知的障がいや自閉症の人にとって

支援者はそれだけ

影響を与えやすい存在です

 

 

 

上から支援はやめよう

ある障がい者のグループホームに

一緒に外出していた利用者さんを

送った時たまたま目撃した現場注意

行政に報告した事故現場です

 

入居者の男性がキッチンバサミを

世話人に振り回していて

もう1人の世話人が走ってきて

馬乗りになって押さえつけたのです

 

攻撃された人は手に軽傷

「この人上から目線だな」と

私も感じていた人

月に数回会う私が感じるのだから

一緒に働く人もそう思ってたはず⁉

 

結局その人は心も病んで退職…

とてもかなしい事故です

 

もっと早く気づき

利用者さんを上から見下ろす態度を

改善すべきだったのでは…と

他の事業所ながら思いました

 

日頃から同じ目線で

コミュニケーションをとっていると

利用者さんの中に隠れている

不満や悩みを簡単に聞けるし

トラブルの本当の原因は

それだったのか!

と気づくことも多々ありました

 

 

 
すべて報告・相談する

最も良くないことは

隠すこと!

見逃すこと!

どんな小さなトラブルも

報告すべきところに

(上司・行政・家族・相談員等)

事実を話しトラブルをふり返り

話し合ってほしいです

この話し合いにも

上から目線はいりません!

 

利用者さんはもちろんのこと

支援者も何度も

傷ついてほしくないです

 

とても大切な仕事なのですから!

 

 

 

私は明日からも

花さんとHさん うさぎクッキーくまクッキー

「仲良く」ではなく

「心地よく」

過ごせるように側で寄り添います

 

 

お読みいただき

ありがとうございました

 

 

仕事帰りに見つけた福寿草気づき

荒れた空き地からひょっこり気づき

 

 

福寿草ってすごいパワフル~