発達障害・自閉症の

恵さん(仮名)の付き添いで

月一のカウンセリングへ

 

 

彼氏できない恵さん

 

「こんなに妥協して

理想を下げたのに

寄ってくるのはオタクばっか

やなやつばっか」

 

 

    ネガティブダッシュ

 

 

 

何を妥協したの?(カウンセラー)

 

「イケメンで笑顔がステキで♡

スポーツ男子で太ももに筋肉♡の

顔だけレベル下げた」

 

 

 

どんな顔ならいいの?(カウンセラー)

 

「霜降り明星のレベルなら許せる」

 

 

 

待合室で聞いてた私

「それは初耳やー」

「それ霜降り明星に失礼やろ」

なぜか関西弁で心でつぶやいた

 

 

 

いつもPCを打ちながら

淡々と聞くカウンセラー

 

 

 

外見ばかりですが

内面も大事ですよ!

 

あなたは運動してますか?

 

体を鍛えるのも大変なのよ!

 

スポーツ男子に出会うには

自分もスポーツしなきゃね!

 

 

 

めずらしくピリッ

スパイスを入れてきた!!

 

 

付き添いはいつも

終了の5分前に呼ばれ部屋に入る

ヘルパーさんから

変わりはないですか?(カウンセラー)

 

 

特にないですが

彼氏ほしい気持ちが毎日毎日

あふれています

 

 

 

カウンセラーが

何か言いたそうに

目でテレパシーを送ってきた

すぐにわかった

 

少し不穏になるかもしれないけど

ごめんなさいね…

 

 

 

案の定

駅で別れるまで

恵さんの爆トークは止まらず…

でも

いつもと違って

自分と向き合っていた

 

「思ったよりオレ問題あったわ!」

「さいあく40まで無理だわ!」

 

 

    真顔ガーン

 

 

 

ヘルパーが日常的に

投入しているスパイスは

もはや効力を失っていたようだ

 

 

 

カウンセラーのスパイスは

ひと味違うようだ

 

 

 

自分と向き合って

恵さんの全部

障がいも何もかも

理解してくれるパートナーが

見つかるといいね

 

 

 

帰ったら一人でスクワット

がんばってねハート

 

 

 

 

お読みいただき

ありがとうございますハート