障がい者の方から
時々お悩みを聞くことがある
身体や生活に関する
困りごとはもちろん多く
そのことに関しては
関係者で連携して
解決の糸口を探っている
でも困った相談がある
それは…
「恋愛や結婚について」
恋人がほしい
デートしたい
結婚したい
子供がほしい
本能的に当然のことだと思うが…
こればかりは解決に近づけず
歯がゆい…
さらにこのお悩みは
周りの人に理解してもらえない
ことで拍車をかけている
<内部の障がいの方の声>
一生独身でいたほうが幸せだと
親に言われた
婚活イベントに参加したけど
うまくいかずお金が続かない
好きな人に障がいを知られたくない
<身体に障がいのある方の声>
自分とつきあう人は
介護がついてくるので不幸になる
人の手を借りないとデートもできない
いい感じになったけど
相手の家族には
受け入れてもらえなかった
などなど
ネガティブなお話ばかり…
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私のブログによく登場する恵さん
(発達障害・自閉症)と
月一回のカウンセリングに行った
恋人がいない焦りがピークに達した
30歳になったばかりの恵さん
早口ネガティブトークが止まらない
お先真っ暗だ
私の人生は
詰んだわ(終わった)
カウンセラーは相変わらず
PCを打ちながら淡々と「聞く」
いつもいーっつも
同じ悩みを聞くヘルパーは
帰りの電車でもずーっと「聞く」
カウンセリングで再燃?
高いお金を払ってなぜ?
少しモヤっとしたりする
彼女は人との距離がわからないし
言葉使いも独特で
人の話をほぼ聞かない(聞けない)
障がい特性とはいえ
「相手を見下す発言」は
私でもドン引きすることがある
適切な距離感を保ちながら
関われる人間じゃないと
念願かなってできた恋人も友達も
傷つくし逃げたくなると思う
でもね
恵さんに関われば関わるほど
闇の深さに気づいた今日この頃…
20歳前に母親を癌で亡くされ
義父と兄弟とも不仲で1人暮らし
元の障がいに家庭環境が絡まった
深い心の闇を感じる
そんな恵さんに
簡単に男性を紹介することも
有料の相談機関を薦めることも
できないし
恋愛や結婚には直に
結びつかないかもしれないけど
自分を受け入れて
自分と向き合ってほしい
と心から思うのです
不平不満ばかり傾聴するより
何か与えられるものがあるとしたら
与えたい…と
綺麗ごとを言ってもなかなか
なんですけどね…
そんな私へのエール!!
意志あるところに道あり
(by リンカーン)
最後までお読みいただき
ありがとうございました