いつもありがとうございます
昨日は久しぶりに
知的障がい・自閉症のKさんと外出
(行動援護)
電車の中での立ち話である
Kさんは言語に障がいがあり
慣れないと発語が聞き取りにくい
2週間ぶりということと
なんせ
南の島でぼんやりしてたので
なかなか通じない場面があった
やさしいKさんは
私の反応をみて顔をしかめつつ
伝え方を変えてくれる
「そおい」(冬至)→ うーん…?
「おーろ」(お風呂)→ ごめんなさい
「きんよう」(金曜日)→ 予定か何かあった?
「うず」(柚子)→ わかった!!!
冬至と柚子風呂がつながった
今週の金曜日は冬至だ
そうか!
柚子風呂に入りたいのね?
「うん」
謎が解けたあとの会話はスムーズである
お風呂のことは
ホームに聞かないとね
(Kさんはグループホームで生活している)
去年は入ったの?
「わからない」
Kさんは都合が悪いと思った時
怒られるのではないかと思った時
想いを伝えられない時
「わからない」と言う
そして少しふざけ始める
「かぼちゃ」「たべたい」
冬至といえばかぼちゃだよね
かぼちゃの料理は何が好き?
やっぱ煮物?
「にのの」(煮物)
「たべたいたべたい」
かぼちゃモードになってしまった
やばい…
しばらく繰り返しそう
案の定
「かぼちゃ」「たべたい」と続く
電車で立っていた私たちの
前に座っていた2人の男子高校生が
ちらっと見る
帰ったらホームの○○さんに伝えるね
というと
Kさんも少しホッとしていた
ホームに伝えるというだけでは
納得できないので
「いつ」「だれに」
先の見通しを
なるべく具体的に伝えると
安心感を与え
平穏になる
障がいをもっていてもいなくても
みんな一緒だよね
ルーティンばかり気にしていた私
Kさんが自ら冬至の話なんて…
意外ですごくうれしかった
アラフィフヘルパー
脳を柔らかくするため
これからもどんどん謎解きさせてね
ということで
コンビニで
Kさんと一緒に紙に書いた
12月22日 (金)
冬至です
ゆず湯に入りたいです
かぼちゃが食べたいです
帰って夜勤の職員〇〇さんに渡し
代弁すると
「Kさんの意外な一面をみました」
と驚かれ
良い返事をくださった
去年のことは誰もわからなかった
職員の入れ替わりが激しいのだ
冬至の日楽しみだねー
私も今年は柚子湯に入って
誰か作ってくれないかなぁと
思いつつ…
ほっくほくのかぼちゃを煮て
冬を乗り切るぞ――――!
冬至
1年の中でいちばん昼の時間が短く
夜の時間がいちばん長い日
冬至の日を過ぎると春に向けて
昼の長さが少しずつ長くなり…
いいことありそう
伝えること
伝わることの大切さを改めて学んだ
わからないのにわかったフリして
適当な返事だけは
絶対しないと違ったのでした
冬本番
みなさんも風邪ひかないようにね
最後までお読みいただき
ありがとうございます