小高い丘の上の一軒家に
お1人で暮らしている
とても上品でかわいらしい
女性の利用者さん
高齢で認知症ですが
いつ訪問しても穏やかです
リビングの椅子に腰かけると
窓からはお庭の梅の木が見えて
梅の花が咲いていてもいなくても
毎回毎回
少女のように目をキラキラさせて
このお話をされます
この間うちの梅に
一羽のうぐいすが来たの
そのうぐいす
鳴き方が下手なのよー
だから私は言ったの
「あなた下手ねー
もっと上手に鳴きなさい。」
そしたら飛んでってしまった!
でも2.3日してまた来たの
どうしたのと聞いたら
私に言われたから
一生懸命練習してきたんだって!!
しかも
友達をたくさん連れてきて
皆で合唱してくれたのよ
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春夏秋冬
この話を聞かない日はありません
うぐいす物語?の展開
こっちから
「次こうなるんでしょ?」
とツッコミそうになります
でも最近
もしかしたら実話?
メルヘンチックで素敵
と思ったりしてます
認知症になり
子供の頃の純粋な心に返って
自然や動物と会話が
できたりするのかも…と
どうせ同じ話なら
あーぁ 始まった!
ハイハイハイと聞くより
梅の木にうぐいすの合唱
一緒に妄想?して
ワクワクするほうが楽しい
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ヘルパーだからできるのですが
家族なら無理かな(私には)
最後まで読んでくださって
ありがとうございました