『行動援護』の仕事でまたまた感動した話です
今回は知的障がいの方と毎週通っている
インターネットカフェでの店長さんの対応に感動です
(感動シリーズ作りたくなるくらい世の中捨てたもんじゃないなとほっこりしています)
利用者さんの男性は
自閉症の特徴とされるこだわりが強く
休日のルーティンでインターネットカフェに
どんなことがあっても行きます
そして
プロ野球選手の写真・背番号入りプロフィール
ドラマの相関図
ニュースキャスターやアナウンサーの写真
好きなラジオ番組のパーソナリティの写真
を公式サイトなどで検索してプリントしています
全球団の監督コーチや選手の背番号が変わる度です
ドラマの相関図も1人でも変わるとプリント
なのでシーズン期間中は150枚以上!!
新ドラマの時期はもっと!!
プリント代が何より優先なので
限られたお小遣いの中でやりくりして
ランチ代を節約し交通費を浮かせるため
雨でも真夏でもひたすら歩きます
それでも足りない時があり
そんな時はうーーと顔をゆがめ
足をバタつかせて
「 たりる 」
「 たります 」
「 お金 入れて下さい 」
ヘルパーに訴えてその場から動きません
そんな状況を見てきた店長さん(いつもすみません)
笑顔で話しかけてくれたりします
「お小遣いの中でやりくり大変だね」
「いっぺんに沢山やるとコピー機がびっくりしちゃうよ」
ヘルパーに言われるより少しピシッとしますが
あきらめるはずがありません
先日困っているヘルパーに本人に内緒で
「もしよかったら、できたプリントを何枚か預かって、次に来た時、今日したことにして渡すというのはどうですか?」
とおっしゃって下さいました!
そんなサービス聞いたこともありません
本当にありがとうございます
でもね…
選手の1軍2軍の移動や移籍やその他の理由で
背番号が変わったこと
毎日スポーツ新聞でチェックしていて
全部把握しているんですよねー
新ドラマの情報も早いんですよねー
ごまかしは効かないのです
「 たりますよーに 」
コピー機の前で両手を合わせて祈っている姿をみると
純粋さに負けて一緒に祈りたくなります
もし障がいをもっていなかったら彼は間違いなく
バリバリ仕事ができる人でしょう
アラフィフヘルパーも向き合うしかありません
最悪お小遣いを増やしてもらうしかないです
この仕事をしていると気づかされることが沢山あります
ネットカフェの店長さんは
他のお客様にもアルバイトの人たちにも
優しくて温かくて
内側からあふれでる輝きというのでしょうか…
そういう人間になりたいものです
最後まで読んでくださって
本当にありがとうございました
行動援護とは
知的障害や精神障害により、自分一人で行動することが著しく困難であって常時介護を要する障害者が受けることのできる支援