物盗られ妄想で泥棒になった

私の大失態のお話です

 

半年後

年末の病院の待合室で

車椅子のその方と再会しました

 

挨拶しようかな

嫌な気持ちにさせるだけか

そもそも覚えてないか…

 

動揺していたら視線が合い

軽く会釈すると私の顔をじーっとみて

 

「あら あなた」

表情がパーッと明るくなりました

 

 

翌日

ケアマネから事業所に連絡があり

新しい所のヘルパーさんに1日だけ

引き継ぎをお願いされたのです

転々としていて困っているようでした

 

責任者に1日だけ!と背中を押され…

 

あわただしい大晦日の午後

引き継ぎに挑んだのですが…

 

新しいヘルパーさんは若くて

その方が大好きな韓国ドラマの

チャングムに似ていて

いい感じで引き続きを終えました

 

最後に年賀状の投函を頼まれ

責任者に連絡したら

最後だしお願いしますとのこと

(実際は制度上認められておらず

 責任者の対応になります)

 

ポストのあるスーパーの駐車場で

責任者からの連絡があり

 

「せっかく引継ぎしてくれたけど

 私には無理と断られました」

 

私はショックでその時なんと

年賀状を落としたことに気づかず…

ポストの前でパニック!!

 

とりあえず混雑した

サービスカウンターに行くと

ご本人に電話をかけている最中でした

 

ハローページで住所から個人の

電話番号がわかる時代です

アナウンスで呼び出したのですが…

お店の方も申し訳なさそうでした

いえいえ

拾ってくださった方に感謝です

 

個人情報の法律がない頃ですが

今考えると ぞっとします

 

当然ですが

その方は大変ご立腹で

責任者が謝罪に伺い…

ご縁がなくなりました

 

あの日は妄想事件以上に落ち込んで

家族の年越しそばを買って帰るのが

精一杯だったな…

 

富士山

 

幸運なことに私は恵まれており

責任者や同僚の温かい言葉で

仕事を続けることができました

 

引っ越して繋がりはありませんが

お世話になった方達に感謝です

 

世の中は常に自然に回っています

 

地球

 

無理は無理なのです

(チャングムさん?は正解でした)

 

ブログを書きながら

封印したのに出てくる情景や想い

にびっくりしています

 

そして私のエゴや失敗や後悔が

自然に帰るような感じがしています

 

ありがとうございました照れ