自閉症の方との外出支援は

出発から

ルーティンが決まっている

 

 

支援計画シート

支援手順書

というのがあり

計画通り行動できたか評価する

 

 

行先もバスも

トイレの場所もコンビニも

毎回決まっている

 

 

先の見通しを立て

混乱しないようにするためだ

 

 

知的障がい・自閉症のKさんに

「月刊テレビジョンを買う」という

イレギュラーな予定が入った

 

 

いつものコンビニで水を買う

ルーティン通りだ

ついでに買いたい月刊テレビジョン

ダメもとで提案してみる

 

 

ダメイラッ

 

 

やっぱりね
今買ってもいいと思うけどな…

 

 

ダメ!あと!イラッ

 

 

そうだよね

今は水だもんね…

でも夕方無くなってるかも?

 

 

ありますムキーッピリピリ

 

 

はい、きっとあります

何の根拠もないけどね

…イライラが問題行動になる前に

あきらめるが勝ちだ

 

 

スタスタ歩き出すと

いろんなコンビニの前を通る

昼食のイートインと

トイレ休憩は駅前のコンビニ

それがルーティン

 

 

雑誌コーナーで

月刊テレビジョンを見つけた

 

 

買いますか?

買いましょうよ!

 

 

ダメダメ!

ここじゃないですイラッ

 

 

ヘルパーは早く買いたい

なぜなら

最短ルートで帰れて

時間に余裕をもてるという

勝手なこちらの都合

 

 

それと…もうひとつの理由

無かった時のこと汗

 

 

無いです

売り切れです

だから朝

買いましょうと言ったのに…

…なんて通るわけがない

だってルーティンだから

 

 

無いの?

なんでなんでなんでおーっ!

 

 

なんで…でしょうね~あせる

 

 

そして

月刊テレビジョン探しの旅が始まる

今日は延長

レッツウオーキング音譜

 

 

どこかに必ずあるはずの

月刊テレビジョン

でもほんとに無い時がある

そんな時の最終手段が

 

 

お母さまに電話して届けてもらう

 

 

緊急の場合をのぞき

なるべく電話しないようにと

思っていますが…お願い

 

 

たとえ

今日手に入らなくても

今月手に入らなくても

 

 

「いつ何時にどこに」

という先の見通しが持て

それだけで安心して

「帰る」という行動に移せるのだ

 

 

Kさんは

グループホームで生活しており

困ったり混乱すると

 

 

お母さんに電話して!

今今今!!ムキーッピリピリ 

(林修風…古いけど今でしょ!!)

 

 

世話人を困らせているらしい

ホームは

母親がKさんの自立を妨げている

と思っているようだ

 

 

お母さまは私に

ホームの方針や世話人の愚痴を

つぶやいているし…

 

 

双方の信頼度が低すぎです汗

 

 

40代後半のKさんは

30代頃までは団地で

母子家庭で生活していたが

 

問題行動が増え

母親に暴言・暴力が出てくると

 

母親は精神的にも体力的にも

自信を失くし入所に至った

という経緯がある

 

 

その人の育った環境や

背景を知ることは

支援する上で大切だと思う

 

 

障がいのある我が子をやむなく

ホームに預ける親の気持ち

 

 

高齢の親をやむなく

介護施設などに預ける子の気持ち

 

 

この気持ちの表現は

経験した家族じゃないと

難しいと思う

 

 

でも…

親子の愛は誰にも邪魔できないから

会いたいと思った時は

会いに行ったほうがいい

 

 

それもすべて含めた支援が

必要なのではと思う

難しいかもしれないけど

 

 

現実的にKさんの休日は

母親かヘルパーと過ごすしかない

なのでヘルパーとお母さまは

助け合うしかないのですハート

 

まさに今今今ゲラゲラGW音譜

 

 

穏やかに外出しましょうね

 

 

お読み下さり

ありがとうございますハート