～障がい支援のひとコマ～
花さんと一緒に読書の秋
小さくて薄くてゆる～い絵柄が
超スローな花さん（ダウン症・30代）
にピッタリ
あつかったら ぬげばいい
さむかったら きればいい
当たり前の事だけど
私たち大人は忙しい日々の中
〇〇であるべき
〇〇することが正しい
世間や自分のルールに縛られがちで
当たり前に
気づかないことがある
この本は
ストーリー展開ではなく
『〇〇だったら 〇〇すればいい』
という風に左右
見開きで一問一答２コマ完結
なので
一緒に読書も会話も楽しめました
例えば
『ふとっちゃったら
なかまをみつければいい。』
「うん そう。」（花）
いやダイエットでしょう（私）
「なかまはだいじ。」（花）
確かに大事だねーでも太ったら？
お菓子を控えます（私）
思わず反論したくなったり
それぞれの答えが展開できて面白い
他には
ネタばらしはこれ位にします
↓ゴメンナサイ↓
『ヘトヘトにつかれたら
はみがきせずにねればいい』
賛成！寝るのが一番よ（私）
「歯はみがいてから、ねます。」
「口の中にバイキンがいます。」（花）
？
ヘトヘトなのに？
この人見て！本当に疲れた顔してるー
歩くのもやっとだね
一日くらい磨かなくても
大丈夫だと思うんだけどな（私）
「歯はみがきます！！」
「…ゆずれません」
障がい特性もあり
超キレイ好きの花さんは
実は歯医者さんから
磨きすぎ注意報が出てるらしいが
でも譲れない
毎日のルーティンとこだわり
これも特性
絵本に戻ると…
この本は鋭い場面もある
酷い言葉でも思うのは自由
嘘をつくのも大丈夫
と
難しく考えなくていい
がんばらなくていい
疲れたら休めばいい
もっと自分を甘やかしていい
拍子抜けするほどシンプルで
誰も不幸にならない
大人向けの絵本かもしれません
帰り際に花さんは
「お仕事がんばりすぎないでね」
と言ってくれましたが
「歯も磨かずに寝ればいい」には
ドボンと落ちてしまい
スローな上に行動の切り替えが
難しかったので…
次から
そのページ飛ばして読みます
ドンドン飛ばしていいと
絵本にも書いてくれてたし
いつもお付き合い下さり
ありがとうございます