立春前日、満月でした。
見えないものが、
静かに
やさしく
照らされていたように感じる夜。
その夜、
立春を迎えるにあたり、
教え子さんと
何気ない会話の時間がありました。
お子様が二人いらして、
アロマと鑑定のお仕事をされている方。
「今年の目標を決めたいんです」
そう言われて、
私は、こんな問いを投げかけました。
「今年を一言で表すとしたら?」
返ってきた言葉は
「行動」。
前向きで、
力強い言葉。
けれど、なぜか私の中に
ほんの小さな
違和感が残りました。
行動には、
必ず意図があります。
目的があります。
けれどそのとき、
「なぜ行動するのか」
「どんな気持ちで行動したいのか」
その部分が、
まだ言葉になっていないような
エネルギーを感じたのです。
そこで、
そっと問いかけました。
「何のために行動するの?」
「どうなりたいの?」
「どんな気持ちで、行動したいの?」
満月の光に包まれるように、
ゆっくり
静かに
やりとりを重ねていきました。
しばらくして、
彼女の口から出てきた言葉。
2026年の漢字は
『愛』
「愛を持って、行動したい」
その瞬間、
「行動」という言葉の奥にあったものが、
静かに
姿を現したように感じました。
私たちは、これまでの教育の中で
行動
結果
成果
など、
目に見える言葉を
選びがちです。
けれど、
本当に人生を動かすのは
その前にある
見えないもの。
在り方。
感謝。
希望。
そして、愛。
それがあってこそ、
行動は
意図と気持ちを持ち、
本当の輝きを放ち始めます。
たとえば、トイレ掃除。
「やらなきゃ」と
義務感で行う掃除と、
感謝と愛を持って
「今日もこの場に守られている」と
感じながら行う掃除。
同じ行動でも、
その場に流れるエネルギーも、
その後の自分の在り方も、
未来も、
まったく違ってきます。
私は、この違いを
教え子に伝えたかったのだと、
この満月の夜に、
あらためて感じました。
どう行動するか、ではなく。
どんな意図で行動するか。
どんな気持ち(感情)で行動するか。
立春を前にした満月は、
そんな
「見えないもの」を
やさしく照らしてくれていたのかもしれません。
あなたが今しているその行動は、
どんな意図から生まれていますか?
ふと立ち止まり、
その奥にある
「愛」の息づかいを
感じることができたなら──
それは、
とても幸せなことですね。
