最高峰の韓国時代劇~『緑豆の花』 | Happiness & Emotion 

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なぎこの「お仕事 ときどき徒然」ブログ。
お仕事のこと以外にも、日々の徒然や韓ドラ(主に史劇)愛、宝塚愛もつぶやきたくて
2023年リニューアル。

あ~~~~~~~~!!!!!

や~~~っと確定申告も終わって、そのために取ったお休みがあと2日も残っているだなんて幸せだね~!

こんな時こそ好きなことをつらつらブログに残せる時間を持ちたいもので。

 

いや、春に向けてやらなきゃいけないことは山積みですが…はっはっは(笑)

 

 

そんな中、とても疲れた時にこの物語の最終回ラスト15分を見ればとにかくほっとして元気が出る。

実際とてもとてもハードな物語である2019年 韓国SBS制作の時代劇ドラマ。。。と言っても日本では明治時代に当たる作品なので、時代物と言ってもいいものか。

良いか、最後の李王朝時代だし。

 

朝鮮という美しい心と土地と文化を持つ、無名の民たちの戦い。

戦う相手は腐敗しかけた支配級たちから、統治という名の正義を掲げながら支配を取って代わろうとする他国(おもに日本)。

日本人が見れば嫌悪する人もいるだろう演出が多々あったにも関わらず、日本での評価は割と高いみたいだ。

 

個人的には『六龍が飛ぶ』や『私たち家族です』の名優 ハン・イェリさんが出ていたこととか、その『六龍が飛ぶ』と演出家が同じであったことが視聴の決め手となった作品。

2023年の春から夏にかけて、思いがけなくもBS日テレの韓ドラ枠での放送があったので飛びつき、一気に転がった!

転がったはいいけれど、ものすごーーーーーーく…後半に進むにつれさらに凄まじい展開の待つドラマだった。

終始戦いで血しぶきが飛び、人が死ぬ。

権力と、敵と戦うということはこういうことなのかと否応にも流されていく血や死を見ながら物語は進む。

けれども、それでもこの物語から降りることはできなかった。

 

それはひとえにすべてのキャラクターの立て方がお見事!全員が信念を持っている。

信念と程遠い被支配級の身分の人たちも、自分たちのために信じるものを持ち、闘い、悩み、散っていく。

時流に流される中人、賤民、奴婢であっても、自分たちの生き方を問い、時に阿り時に抗う。

いわゆる悪役であっても、それは同じように描かれていた。

「甲午農民戦争」という、韓国朝鮮の人たちなら(私たちの戦国時代や幕末レベルで)みんな知っているであろう史実から、日本人が絡んでいく「日清戦争」まで、東学(とはく)の教えである「人即天」(人間はすべて天の下に平等)(←私の読み込みですが)をベースに、中人の庶子ペク・イガンと腹違いの弟イヒョン、そしてのちに「緑豆将軍」と呼ばれる実在の指導者 チョン・ボンジュン、大商人の娘でカトリックの教えをひそかに信じるソン・ジャインたちがその時代を生き抜き、走りぬいていく物語。

 

 

 

ちょ~っと長くなりそうなので、キャストについてはまた次回。

 

当然日本がらみなので日本人も出てくるんだけど、もちろんキャストはすべて韓国の俳優さんなので、申し訳ないけど日本人なのに日本語がめちゃくちゃ(笑)。

それを除けば、こんなに「朝鮮の心」に触れることのできるドラマはないと思う大名作!!!

日本人の俳優さんを使ってもう一度作り直していただきたいくらい!映画でもいい!

あ、その際には韓国側の俳優さんはだれ一人変えてほしくないですが。

(もちろんカメオ出演の方までね♡)

 

あ、あとですね。

確かに主役はイガン、イヒョンの兄弟だとは思うけど、日本発売のDVDのパッケージは、なぜかイヒョン役のユン・シユン君の方が大きめ(笑)。

シユン君の方がね、確かにね、アイドルっぽい顔立ちですけどね、、、。なんか釈然としない。