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“不定期列車”は本日も気ままに運行中!

撮り鉄の記録をメインにお届けいたします。
お付き合いいただけると幸甚に存じます。よろしくお願い申し上げます。

by たいしょ~

その編成構成が乗り入れ相手から敬遠され、直通運転開始からわずか3年ほどでその座を後継車両に譲らざるを得なくなった東武30000系。

 


準急3349 川越市行き

絞り:F7.1 118㎜/ISO :100/WB :太陽光/SS : 1/250秒
 

1996(平成8)年に10000系の後期量産型である10030型をベースに地下鉄半蔵門線・東急田園都市線との相互直通運転用として登場しました。

乗り入れ先の地下鉄半蔵門線、東急田園都市線の編成両数に合わせ10両編成ではありますが東上線〜地下鉄有楽町線・副都心線直通用9000系のような貫通編成ではなく、6両と4両の分割編成となりました。

分割編成になったのは諸説あり、30000系が登場した際の所属基地となる当時の南栗橋検修区(現在の南栗橋車両管区)が10両固定編成を収容できなかった説、半蔵門線から東武線内の直通先を館林方面と東武宇都宮方面で検討していた説…があり、それらを考慮して分割編成になったのではないかと見られています。

しかし、その構成が逆に仇となってしまい、特に東急電鉄から敬遠されるという…😢。運転台付きの車両が中間に入ることで当時の田園都市線の主力であった8500系電車と比較すると、着席定員が編成あたりで12人減となり、田園都市線の沿線旅客から不評を買ってしまったのです。

 


普通316 池袋行き

絞り:F6.3 100㎜/ISO :100/WB :太陽光/SS : 1/400秒
 

相互直通運転を開始した当初はまだ「営団地下鉄」だった半蔵門線側からも改善を促され、結果的に50000系51002Fをベースとした50050型に置き換えられ、30000系の地下鉄半蔵門線乗り入れは2003年の開始からわずか5年ほどで幕を下ろしてしまいました。

去就が気になる東武鉄道10000系の「後期量産型」である10030形です。

 


急行1031 小川町行き(11031F、オリジナルスタイルを堅持)

絞り:F6.3 123㎜/ISO :100/WB :太陽光/SS : 1/320秒

 

「前期量産型」よりも製造期間が長かったこともあり、勢力的にはこちらが「主力」となっています。

こちらもご多聞にもれず去就が気になる車両で、急行電車新設に伴いそのカラーリングから「ファ○マ電車」と呼ばれているアーバンパークライン(野田線)に転属したグループは来年以降、新型車両(80000系)の投入と1列車あたりの編成両数を6両→5両へ短縮化するのに合わせて、廃車が決まっています。

 


野田線で最後の活躍に勤しむ10030系 普通 大宮行き(列番不明)※撮影日時:2017(平成29)年8月29日
絞り:F7.1 42㎜/ISO :640/WB :太陽光/SS : 1/1250秒

 

10030形のなかでも唯一の10両固定編成である11031F・11032Fは、前者が界磁チョッパ、巻取り式方向幕というオリジナルの姿を堅持しているのに対し、後者はVVVFインバータへの換装とフルカラーLED行先表示の他、前照灯と尾灯もLED化という体質改善がされています。

 


体質改善された11032Fによる準急3331 川越市行き
絞り:F7.1 97㎜/ISO :100/WB :太陽光/SS : 1/250秒

 

 

特急77 “川越特急”小川町行き

絞り:F6.3 108㎜/ISO :100/WB :太陽光/SS : 1/250秒

 

志木駅を通過して川越駅に向かう東武50090系“川越特急” 。

平日は午前中に下り2本、夕方〜夜間に上り3本、土休日は午前中に下り2本、夕方〜夜間に上り4本という、ちょっと変則的な設定になっていますが、特別料金不要でクロスシート状態の50090系に乗れます。

池袋を出ると途中、JR武蔵野線との乗り換え駅である朝霞台のみに停車、川越までは26分で走破します。

浅草を起点とする伊勢崎線・日光線系統の花形列車が“SPACIA”(X含む)と“りょうもう”だとすれば、池袋を起点とする東上線の花形列車はこの“川越特急”と“TJライナー”ということになるでしょう。