ネタバレ回は、楽しいです。私が。
今回の俎上の魚は、化学探偵MR.キュリーこと沖野春彦です。

沖野先生は化学界でも認められた、超優秀な研究者です。実験のためならなんでも犠牲にする系の、ガチガチの理系人間。
いろいろ不器用なのでよろしく、と舞衣に声をかける農学部の浦賀教授。
あの沖田をよくひっぱりだしたな、と驚く高校時代の友人岩城。
彼らはいずれも1巻の登場人物。沖田を知る人たちが、へえー、と思ったのですね。舞衣の存在を。

いや、沖田先生は、いつごろ舞衣ちゃんを好きになったのかな、と思って。

同じ1巻で、舞衣の親友剣也が登場し、沖野先生はかなり露骨なヤキモチを妬いてくれるんですよ!
すんごいショックだったみたいだし、そのあたりでやや自覚したかもしれないですね。

だけど、本当に好きになるのは、もうちょっと後のような気がします。
舞衣ちゃん、最初の頃の自分は学生気分でつっこんだりして、沖野に失礼だった、と反省するくだりがある。
メンタルヘルスの勉強したりして、沖野に頼りきりではなく、文系人間なりに、庶務課の仕事を全うするべく、努力を始めます。
社会人として成長したんだと思うけど、そのあたりで、沖野の気持ちも変化があったかな?
舞衣の努力には素直に敬意を表していますし。

一回りくらいは年も違うし、先生と職員の身分差は、一般的なイメージより、もしかして大学内部では大きいかもしれません。

でも、恋愛に発展するためには、ある意味対等だなければ無理だと思うので、沖野が、舞衣のいないところで舞衣を褒めてるシーンは、まことに喜ばしいことです。
とても誠実な沖野が、デレることを隠しきれないさまは、本当にニヤニヤが止まりません。
沖野先生、もうぶっちゃけてしまえばいいのに!と、読者と聖澤君はヤキモキしてしまうわ。
一方の舞衣ちゃんからの告白は、無い、と私は思います。始めるのは、沖野先生からだと。
期待も込めて。