『化学探偵Mr.キュリー』
喜多喜久
中公文庫
既刊5冊あります。まだ続きます。
これね。帯が秀逸なのです。
もし俺が警察なら、クロロホルムを嗅がされたという被害者を最初に疑うだろう
へえ〜、なんで?と思ったら、読むしかないですからね!中公文庫で入手がしやすいのはありがたいな。黄色の背表紙も目立つし。
主人公というのはこういう探偵モノには難しいくくりで。厳密にはワトソン役の舞衣ちゃんが主人公。大学職員という社会人一年目の美人。
ホームズ役は沖野春彦准教授。一部のみのあだ名がMR.キュリー。若手だけど超優秀で、本当は日常の謎なんか解いてるヒマは無いはずだけど、まあ巻き込まれている。
この構成、どっかでレビューしたような^^
そういえば、作務衣姿がよく似合うその誰かさんは蕎麦ばかりたぐっていたが、沖野先生はカレーパンばかりお召し上がり。フランス人の血がちょっと入ってるらしいので、洋風好みとか?
いや、カレーパンはフランスじゃないけど。
新宿だよね。中村屋。
ある時ふと見直すのも同じだなあ〜。
ホームズとワトソンの組み合わせが意外なほどいい、
と、何十年も前に赤川次郎先生が書いていた。
だから、女子高生とヤクザみたいな。『セーラー服と機関銃』ね。
大学の先生と職員、というのは、ありそうで無いんじゃないかと思うんだけど、どうかな。意外というほどじゃないけど。
ワトソンがもうひたすらに、ホームズの美点と人間臭い欠点を記録するので、ホームズの格好良さは十分につたわるものだけれど、ワトソンの美点は、なかなか伝わらなかったりする。
でも、この物語はそこがうまくて、七瀬舞衣ちゃんがとても可愛くて素敵な女の子であることがわかって、嬉しかったりする。
舞衣ちゃんは大学でてすぐの新社会人だから、お世話している大学生たちと、実はさほど年も変わらない。なんなら舞衣ちゃんが年下だったりする。
学生からは恋愛対象に入れてこられる。
舞衣ちゃんも物思うところあるけれど。
社会人と学生って、違うんだなーって素直に読ませる。
そんなところも、なんかリアリティ。
沖野先生は研究者だけど、大学の先生で教育者でもある。わりとちゃんと、学生の指導はしてる。火村英生准教授より、よほどしてる。舞衣ちゃんのことも、受け持ちの学生じゃないけど、最初は若い後進として指導してきた。
話が進むにつれて、ちょっと見直したというか、態度が変わったかな、と思う。さりげなくて、そこもうまいんだよなあ。
ちなみに、この沖野先生も、君、と呼びかける系の人。
まあ、舞ちゃんのことダケじゃないけど。事件のですが関係者だった学生が、他の事件でまた登場したりします。沖野の尊敬する農学部教授が「さほど大きくない地方の私立大学」という通り、割合アットホームなのかもしれません。
優秀でノーベル賞取った先生からも認められている沖野が、なぜその大学にまで流れてきたのか。という大きな謎を根底に流したまま、日常の謎を何だかんだ言いながら、解いていく化学探偵。
謎解きの根拠が化学知識なんだけど、理系オンチにもちゃんと理解できます。賢くなった気分にさえなれます!
舞衣ちゃんとの距離感も見逃せません。
オススメ度★★★★★
喜多喜久
中公文庫
既刊5冊あります。まだ続きます。
これね。帯が秀逸なのです。
もし俺が警察なら、クロロホルムを嗅がされたという被害者を最初に疑うだろう
へえ〜、なんで?と思ったら、読むしかないですからね!中公文庫で入手がしやすいのはありがたいな。黄色の背表紙も目立つし。
主人公というのはこういう探偵モノには難しいくくりで。厳密にはワトソン役の舞衣ちゃんが主人公。大学職員という社会人一年目の美人。
ホームズ役は沖野春彦准教授。一部のみのあだ名がMR.キュリー。若手だけど超優秀で、本当は日常の謎なんか解いてるヒマは無いはずだけど、まあ巻き込まれている。
この構成、どっかでレビューしたような^^
そういえば、作務衣姿がよく似合うその誰かさんは蕎麦ばかりたぐっていたが、沖野先生はカレーパンばかりお召し上がり。フランス人の血がちょっと入ってるらしいので、洋風好みとか?
いや、カレーパンはフランスじゃないけど。
新宿だよね。中村屋。
ある時ふと見直すのも同じだなあ〜。
ホームズとワトソンの組み合わせが意外なほどいい、
と、何十年も前に赤川次郎先生が書いていた。
だから、女子高生とヤクザみたいな。『セーラー服と機関銃』ね。
大学の先生と職員、というのは、ありそうで無いんじゃないかと思うんだけど、どうかな。意外というほどじゃないけど。
ワトソンがもうひたすらに、ホームズの美点と人間臭い欠点を記録するので、ホームズの格好良さは十分につたわるものだけれど、ワトソンの美点は、なかなか伝わらなかったりする。
でも、この物語はそこがうまくて、七瀬舞衣ちゃんがとても可愛くて素敵な女の子であることがわかって、嬉しかったりする。
舞衣ちゃんは大学でてすぐの新社会人だから、お世話している大学生たちと、実はさほど年も変わらない。なんなら舞衣ちゃんが年下だったりする。
学生からは恋愛対象に入れてこられる。
舞衣ちゃんも物思うところあるけれど。
社会人と学生って、違うんだなーって素直に読ませる。
そんなところも、なんかリアリティ。
沖野先生は研究者だけど、大学の先生で教育者でもある。わりとちゃんと、学生の指導はしてる。火村英生准教授より、よほどしてる。舞衣ちゃんのことも、受け持ちの学生じゃないけど、最初は若い後進として指導してきた。
話が進むにつれて、ちょっと見直したというか、態度が変わったかな、と思う。さりげなくて、そこもうまいんだよなあ。
ちなみに、この沖野先生も、君、と呼びかける系の人。
まあ、舞ちゃんのことダケじゃないけど。事件のですが関係者だった学生が、他の事件でまた登場したりします。沖野の尊敬する農学部教授が「さほど大きくない地方の私立大学」という通り、割合アットホームなのかもしれません。
優秀でノーベル賞取った先生からも認められている沖野が、なぜその大学にまで流れてきたのか。という大きな謎を根底に流したまま、日常の謎を何だかんだ言いながら、解いていく化学探偵。
謎解きの根拠が化学知識なんだけど、理系オンチにもちゃんと理解できます。賢くなった気分にさえなれます!
舞衣ちゃんとの距離感も見逃せません。
オススメ度★★★★★