※画像は公式サイトよりお借りしてます
新宿野戦病院。
最終話 見終わりました。
阿部サダヲさん主演「不適切にもほどがある」に引き続き宮藤官九郎さん脚本のドラマ。
私は普通に面白かったけれども、視聴率的にはあまり良くなかったみたいですけど…
私みたいにまとめて見たり、録画や配信でリアルタイムには見てないからなのか、
やっぱ 子供と一緒に見られない内容だったからかな(笑)
「不適切…」も子どもとは見られんかったし
舞台が新宿歌舞伎町の病院。
歴史はあるものの借金まみれの冴えない病院で、
水商売の方やトー横キッズ、外国人、ホームレスなど、保険証も持たない為どこも受け入れ拒否されるような事情のある人たちが、救急車内でたらいまわしの挙句最後に運ばれてくるような病院です。
急患で運ばれてくる患者模様が、
トー横キッズのオーバードーズ、
パパ活代をホストに注ぎ込み投身自殺(未遂するも止めようとしたホストが転落)、
DV・性的虐待の家出少女、
望まれずに生まれた子、
家出少女の出産、
痴情関係の…抜けなくなっちゃったとか、切っちゃったとか…
SMルームや女性向け風俗やハプニングバーとか…
お茶の間の良い子には説明しずらいお店や出来事が…
大人のドラマですね
小池栄子さんがアメリカ育ちの元軍医(ヨウコ先生)という役柄で、ひょんなことから歌舞伎町のこちらの病院で働きだします。
最初の一瞬ほど、院長の甥のトオル(仲野太賀さん)やスタッフの反発はあるものの、みんなすぐにヨウコ先生の平等に命を救おうとする熱い心とおおらかさと雑さに良い影響受け、なんだか良いチームになってきます。
横山先生も、ドランクドラゴン塚地さんの堀井さんも、堀井さんの性別にまつわるセリフ回しも、堀井さんの変りようも、なぜか常駐レベルにいるお巡りさんの岡本も、みんないいキャラしてます。
嫌いになれる人がいない感じ。
堀井さんは女バージョンも漢バージョンもめちゃくちゃしっくりくるわ〜
ヨウコのおおげさな英語×岡山弁に抵抗があるという声もあるみたいだけど…
英語ネイティブでもないし(そもそも字幕読まないとわからないレベル)、発音についてはよくわからないし、「女優」の小池栄子さんは好きだし(タンクトップ姿のプロポーションの良さにも目が行くけど)、慣れると普通になります。yeah 影響されます。
特に10話で、自分が不顕性感染で父親に新型ウィルスをうつしてしまってたことを何度も同僚に謝るトオルに向かって「簡単に謝るな!」のシーンには グッときました。
前作もそうだけど、
ドラマを通して、所々にクドカンの世間への意見が、言いたいことが詰まってた気がする。
最終回前、エクモが確保できる病院へ転院する弟について行こうとする院長に向かって、娘のはずきさんが「お父さんは行かないで!」っ叫び声が、もしかして次週院長も…?っていうフラグかと思って…
あっさりナレーションで死なせちゃうのか、弟が死ぬか、どっちかだったり?とか思ったけど、
しょっぱなから何事もなく皆さんだんらん登場。
良かった
ネタバレですが
アメリカの医師免許があっても日本の医師の資格がないから、違法とはわかりつつも、病院スタッフも視聴者も、みんなで目をつぶって最終回までやってきましたが、
ヨウコ先生がメディアの露出が増えたため、ちょっと視聴者は心配・・・
とうとうその事情にメスが。
ともさかりえが「どういうこと?」ってなってたけど、バリバリの現役医師が自分の病院で研修受けに来る時点で「どういうこと?」ってならんのかな。
結局、国家試験は無事合格し合格後は就労ビザを取得していたものの、無資格での医療行為や不法就労していたことの経緯で、
医師法違反やその幇助とかの罪で院長(全部被ろうとしてくれてた)ともども捕まっちゃいます。
紙媒体よりコンプラにうるさい昨今のドラマでは、最後まで無免許のまま終了!放置!めでたしめでたし!ということもないだろうし、予想通りの終わり方ではあったけど、
無免許だから免許取ったのに、免許剝奪ってやりきれないな。意味わからんわ。
国境なき医師団に行ってたけど、結局剥奪されたのか、されてないのかどっちだろ?
また2やらスペシャルドラマやらで見てみたいと思うドラマでした
最後はサザンの特別バージョンのエンディングでしたね