アンメット〜ある脳外科医の日記の
最終回を見終わりました。
杉咲花さん扮する脳外科医のミヤビ先生。
2年前の事故で、記憶が一日しか持たなくなる記憶障害を追ってしまい、毎朝つけている日記を読んで今日しかない一日を送る毎日を送っていて、
そこへ天才脳外科医だけど何考えてるかわかんない変な三瓶先生(若葉竜也さん)がやってきて、看護助手としてしか働けていないミヤビ先生を脳外科医へ復帰させようとしたり、記憶障害を治そうとイロイロする話です。
前向性健忘の他にも脳卒中や半側無視、脳腫瘍の患者さんたちがでてきたり、前頭前野損傷で人格変わったり、もやもや病という病気も。
余談ですがもやもや病、昔唾液で遺伝子をとって病気のなりやすさを検査するMYCODEというキットで、結構高い確率が出てました
一話一話、面白く拝見させてもらってましたが…
天音さんが横恋慕するのかと思いきや
生田さんが嫉妬に走ったり
大迫教授(井浦新)がめっちゃ怪しかったり
…色々ありましたが
いや〜
ほんっとに
良いチームですね
オペ復帰した時の手術室の景色も
最終回も
涙です。
放送前の朝の番組の番宣で、三瓶先生の役者さんの姿勢に正直 あんまり良い印象はなかったんだけど…(役作り?)
実際 三瓶先生も最初冷めてるのか 熱いのかよくわからない感じで、大迫教授に対しても生意気な感じで、全体的に失礼な 役どころでした。
でも 実際はめっちゃ熱いし一途だし、結構切ない。
最初のグミの咀嚼のくだりも、みやび先生の受け売りだし、自分のこと思い出して欲しくて実は結構 必死なんじゃないかって感じで可愛い(笑)
あいみょんの歌とめっちゃシンクロしてるし
あと何気に一話前の、夫婦の奥さん役の人の演技がすごく自然でお上手に感じました!!
面談のシーンや旦那さんに接するシーンまで…
赤間麻里子さんって方です。
もちろん杉咲花さんや出演者の方みんな自然な感じで、麻酔科医の野呂佳代ちゃんも、オールマイティな医者目指す千葉くんも、可愛らしいオペ看から鬼の看護師長に変わった吉瀬さんも…
すごい好きな医療チームでした
暖かくて、みんなでミヤビ先生フォローしあってる姿見てたら、きっと実際の撮影も良い雰囲気で行われてるんだろうな〜とか勝手に想像しちゃいます。
それにしても脳って不思議です。
昔、脳科学系の先生の授業を聞きかじりましたが、どれも実際にきいたことある事例で
ミヤビ先生の病域も、現代の医学は発達したと言ってもまだまだ人間が踏み込むことができない領域(ノーマンズランド)もたくさんあるんですね。
脳の手術によって、後遺症が残る確率や、手術しないことによって被る被害の可能性を天秤にかけて悩んでる患者さんの気持ちとか、すごいよくわかるわ。こんなに悩むなら知らない方が良かった…って
ミヤビ先生がゆっくりじっくり絵を書いて、やさしく病状説明してくれるんですよね…
実際には淡々と説明されたりする先生も多いだろうけど、ミヤビ先生みたいな先生も確かにいそう。
恋愛面でも仕事面でも全面的にアシストしてくれる星前先生(千葉雄大)
お母さんの症状でたらい回しされる話のくだりや、研修医が毎回自己紹介してくれるとことか、大事な手術当日は友達の看護師に添い寝お願いして寝不足どころか自分にできる体調万全で挑むミヤビ先生とか、
色々と細かく描かれてるドラマだな〜と思いました。
ラストシーンでは、もっと余韻に浸ってたいな〜と感じました。