昨日の訃報。

 

芦原妃名子先生が自殺されました。

 

ドラマ化前から本棚にあったセクシー田中さん、

 

もう永遠に未完なのかと思うと、残念でなりません。

 

 

 

「悔しい悔しい悔しい、先生が逝く理由なんて無かった」と訃報を受けて作家さんがコメントされてました。

 

私も本当に、そう思う。

 

 

 

 

実はドラマは全話録画して、1話のみ視聴したものの、まだ見てませんでした。

 

なのでネットでの原作改変騒動は知らず。

 

 

 

でも、第一報の訃報に関して出した日本テレビのコメントに違和感を感じました。

 

普通は「お悔やみ申します」と感謝のことばでおわりなのに。

 

なんかやけに言い訳がましいコメントだなと。

 

 

最初、ご病気か事故が原因かと思ってたんだけど、

 

こんな寒い日にダムへ身投げなんて…あぁ。

 

 

芦原妃名子さんの訃報に接し、

哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。

『セクシー田中さん』につきまして日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。

本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております。

…訃報を受けた日テレコメント

 

 

 

なんかもう、「自殺の原因はうちの局のドラマじゃないよ」って言いたいとしか読めない。

 

「許諾」←最終的に本人納得してんだから、って経緯はどうでもいいの?って感じでならない。

 

タイトなスケジュールに、渋々縦に振るしかなかったんじゃないの?

 

ってゆーか、訃報を受けてのコメントの第一声にしては、言葉が多すぎるわ。

 

騒動の背景を知ってから読むと、裁判でもしてんのか?もはや保身に走ったコメントとしか読めず、不快。

 

まずはお悔やみで終わりで良かったんじゃないでしょうか。

 

 

騒動について、かいつまんで言うと、

 

実写化にあたり、漫画に忠実にしてほしい・連載中の原作に影響を与えないよう、原作者サイドであらすじ・セリフを作りそれにのっとったお話で…という形で契約したにもかかわらず、それが守られないキャラ変やプロット・脚本を修正する作業に追われ疲弊していた。

結局、最終回2話分も、希望とかけ離れていたので、脚本素人の原作者自ら脚本を手掛けることになった。

素人脚本が不評だったのか(見てないのでわからないんですが)、脚本家が、言い訳するような保身するような恨み節っぽいコメントを出したり

 

芦原先生が原作とドラマの契約の話の経緯を説明するSNSを開設するも、削除して、

攻撃するつもりじゃなかった。ごめんなさい」のコメントを残して命を絶たれた

 

 

 

 

最後に炎上させてしまったことを謝罪するコメント残して、SNS削除して、行方不明って…

 

悲しすぎます。

 

そこから間を開けずに訃報が飛び込んできたとなると、嫌でも色々心中を想像させられます。

 

 

脚本家ファンの方や、8話までのドラマファンから、芦原先生への誹謗中傷があったのでしょうか。

 

漫画連載中に脚本の執筆に追われ、多忙な日々に疲れきってしまったんでしょうか。

 

脚本家さんやドラマ制作側と、思わぬバトルにでも発展してしまい、疲弊されたんでしょうか。

 

叩かれる脚本家さんを見て、責任を感じられたのでしょうか。

 

 納得のいかない作品を世に出したことを悔いておられ、自分を責めて苦しんでいたのでしょうか。

 

持病のご病気があったのかもしれません。

 

この騒動に、心を病まれてしまったのか、本当の所は遺書が公開されない限りわかりませんが、影響あったとしか思えない。

 

 

 

 

想像ですが、脚本家→制作←間に小学館←芦原先生で、うまくすり合わせができなかったんでしょうね?

 

原作に忠実に進めるはずの制作の方が、我を通したい脚本家をうまく納得させられなかったので、脚本家が降りてしまい、なくなく原作者が書かざるえず、100%の作品を生み出せなかったという印象を受けました。

(直接脚本家と原作者がやり取りできてればよかったのに…)

 

それでいて、原作者のわがままのような捉え方されつつ、作品も納得いくものにできず、心も体も疲弊されたような…

 

 

 

 

たとえ好きな漫画家が亡くなった原因がドラマ関係者サイドにあったとしても、誹謗中傷は許されません。

 

 

でも、脚本家さんの以前のコメントは、スクショで読む限り攻撃的なものを感じ、これを見た芦原先生やファンの方はどう思ったでしょうか。

 

「8話までは自分が書いたけど、9話10話は原作者のわがままで書かせることになった、自分が関われず残念。こんなこと繰り返されませんように」って受け取れるコメント。

 

原作者「さん」呼びじゃないのも、なんか強気な感じを受ける。

 

脚本家さんは契約を知らされてなかったのか?

「原作者の口出しのせいでふりまわされました感」が出てる。

 

同情するコメント出した同業脚本家さんもしかり。

 

※↑上記はあくまで私が受けた印象です。実際のコメントではないのであしからず。

 

原文はお手数ですがググってください。

曲解ですが、嫌な気持ちになりました。

 

文字って難しい。

 

でも少なからずトゲがあるコメントを、言葉のプロが出しているのに不快感。

 

 


 

日本テレビの対応は?

 

間に入ってた小学館の対応は?

 

適切な対応だったんでしょうか??

 

先生が追い詰められたのは どうして?

 

 

誹謗中傷は許されませんが、どうしてもどうしても、ドラマ関係者を恨んでしまいそう。

 

どのへんまで批判していいもんだか・・・

 

モヤモヤする…

 

本当は、もっと、罵りたいわ。あー悔しい

 

ちゃんと事の経緯を明らかにしてほしいけど、きっとあきらかになることはならないだろう。

 

今度は脚本家が追い詰められてしまうことになってはいけないから。

 

 

 

 

 

でも あぁ、悔しい。悲しい。

 

失ったものは帰ってこない。

 

これから何も生み出せない。

 

好きな漫画が未完のままに終わるなんて。

 

騒動のせいで、好きな俳優さんが出てるドラマに影を落としてしまった。

 

このドラマが、明るく出演作だと語られることはもうないかもしれない。

 

キャストさんは何も悪くありません。


関わったことを残念になんて思ってほしくない。

叩くなんてもってのほか。

 

どなたも心を痛めてませんように。

 

 

 

 

せめて、これ以上原作者さんが苦しまないようにしてほしい。

 

原作改変がダメなわけじゃないと思います。

 

改変してても、「これはこれでアリかな」って別物として楽しめる作品もあるし、

 

鍵のかかった部屋とか、原作知らないけど、面白かったですよ。

 

改変しても面白い本もきっと書かれてるでしょう。

 

毎回毎回原作者から大量修正が必要な脚本書くなんて、オリジナル改変に自信があるんでしょうね。

「脚本家の存在意義を考えさせられた」だなんて、自分のオリジナルを出さないといけない意地やプライドがあったんでしょうか。

「原作通りでいいなら私が書く必要なんてないじゃない」というお考えだったんでしょうか。

 

それは、それを良かれと受けてくれる原作者さんのドラマでやってほしい。

 

改変されたドラマがどうとかじゃなくて、大事なのは視聴者の感想でも、脚本家の自己満足でもなく、原作者さんの気持ち。

 

「原作者じゃなくてもう原案者にしてほしい」とかいう原作者の声が出ないように

 

ちゃんと原作をリスペクトして、原作者の意向が通るドラマ作りをしてほしい。

 

 

 

日テレドラマ班、改心して頑張ってください。

 

脚本家さま、

原作ある脚本を書く際は、

原作クラッシャーだなんて異名返上できるよう、今後もっと寄り添ってください。

今回のこと、真摯に受け止めてほしい。

 

才能ある方でしょうし、いっそのこと今後はオリジナルで頑張ってほしい。

 

 

モヤモヤが止まらず、深夜にブログで吐き出してしまった。

センシティブな内容で、誰が読んでくれてるかはわからないけど、どなたか不快に思われたらすみません。

 

 

最後になりますが、芦原先生。

素敵な作品を生み出してくれて、ありがとうございました。

 

お悔やみ申し上げます。