2019年に放送された、

山下智久さん・濱田岳さん主演のドラマ

 

インハンド

 

TBSホームページより

 

 

山ピーのドS医療科学者姿、似合ってましたねニコニコ

岳くんの役回りも、悪女じゃない菜々緒ちゃんも指差し

 

 

面白かったので、続編とかやらないかな~と思ってましたが、

 

続編替わりに原作の漫画を読みました。

 

朱戸アオさん作。

 

 

 

 

あらすじは、右手が義手で寄生虫学者の変人紐倉(山下智久)が主人公で、元医者の助手の高家(濱田岳)がタッグ(言いなり)となり。

 

 

内閣関連の仕事の牧野(菜々緒)が医療系の疑惑物件を調査依頼に持ってきて、それをアドバイザーとして紐倉たちが解決していくような、医療ミステリーです。

 

 

 

この大筋はドラマも漫画も同じですが、細かいところが違ったり、ドラマの創作部分も多いです。

 

 

プロローグ2巻

本編5巻で完結です。

 

プロローグ2冊は、

2013年発売「ネメシスの杖」

2016年発売「インハンド 紐倉博士とまじめな右腕」の再集録・新装版なので、今から読むならこちらの「インハンド プロローグⅠ&Ⅱ」でいいと思います。

(あ、でも牧野との初めましてのシーンがないので、そこは未収録なのかも)

 

 

 

 

プロローグⅠは、牧野じゃなくて、厚労省の女性

紐倉医療事故の調査の依頼話を持ってきます。

 

 

とある病院で変死(病死)した患者を、

シャーガス病で亡くなったのではないかと疑うヒロインが、紐倉の助けを借ります。

 

 

シャーガス病というのはサシガメが媒介する実際にある病気です。

 

 

 

 

数年前に、ある食品会社の輸入したチチクチ(架空の果物)が、トリパノソーマ原虫に汚染されていたのに、ずさんな食品管理のせいで食害事件を起こします。

 

その会社の「チチクチジュース」にアレルギー緩和の「トクホ」の認定を出していたために、今回の不審死と関連がありそうなものの、厚労省のヒロインたちも一筋縄に問題解決できない…というお話でした。

 

 

 

 

 

インハンド プロローグ(2) ガニュメデスの杯、他 (イブニングコミックス)

 

プロローグⅡの1話では、新型コロナウィルスが主題。

 

高家(元医者の助手)と牧野(内閣情報調査室のお嬢さん)が出てくるのはここから。

 

こちらの掲載は2016年なので、現在の新型コロナウィルス(covid-19)が見つかる前に描かれたお話なんですが、現実世界と重なる部分も多くあります。

 

水際対策に必死な様子

(が、すでに市中感染がおこっててもそれを拾うシステムが追い付いてない↓)

 

 

海外渡航歴の有無がなければ変死しても検査してもらえない

 

自覚症状なく、多くの人に感染させてしまうスーパースプレッダーの存在

 

 

新型ウィルスに対する政府の対策の見直し

 

 

TARSコロナウィルスというのは架空なものの、

現実世界でも、covid-19の新型ウイルスが、水際対策失敗してもう既に市中感染してるじゃないかってざわついてましたよね。

 

PCR検査してほしくても、なかなかしてもらえない時期もありました。

 

今でこそ、インフルエンザ並みの扱いでしたが、当時まだ新型肺炎になるリスクが高かったころや、何もわからなかった時期を思い起こさせます。

 

作者さま、予言者?って思いました。

 

SARS、MARSときて、十分に実際起こりうる出来事だったんですよね。

(covid19もSARSですが)

 

 

 

 

他にも

 

不老不死のベニクラゲの話。

 

 

 

いわゆる悪魔の遺伝子

 

 

 

本編では

 

 

日本では撲滅された天然痘が疑われるウィルスによるアウトブレイク・バイオテロ

 

検査ではわからないスポーツ選手のドーピング疑惑

 

自殺・精神疾患を感染させるウィルス疑惑

 

 


 

💩の話。もとい、腸内細菌の話

 

ばいきん」の「きん」はきのこの菌糸の「きん

 

 

・・・とまぁ、寄生虫だけじゃなく、未知のウィルスや遺伝子・細菌のことまで物知りな変人紐倉とその仲間たちの医療ミステリーです。

 

 

・・・・最終的には義手の右腕についてもきちんと回収されます。

 

 

 

理系ではないんですが、

きちんと作品の最後に、参考文献・医療監修についてもかかれているので、

すごくリアルに感じるお話でした。

 

 

TARSやチチクチといった名称こそ架空ですが、ありうるお話というか現実にある話ですし。

 

医療ものとか好きな人ならおすすめできます。

 

続編も、いくらでも作れそうなお話なので、また連載してもらえないかな。

 

見ごたえあるので、この作者さんの他の作品も読みたいなと思います。

 

 

こちらも、コロナ前の作品なんですが、感染症に立ち向かうお話のようです。

 

 

雑誌「現代科学」で不定期連載もされているので、単行本化したら読みたいです。

https://natalie.mu/comic/news/420667

 

 

 

 

こちらは医療ものではなさそうですが。

 

※写真の画像はコミックス インハンドよりお借りしました。

 

 

 


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