光る君へのネタバレとオタクの戯言が含まれております

閲覧は自己責任にてお願いします



開幕、興福寺別当の件から

興福寺は藤原氏ゆかりの寺であるので、他人事で済ませる訳にはいきません

そもそも僧侶の交渉手段はこれまでなくて

直接くるのはよほど腹に据えかねた最終手段だったりします


歴史界隈では強訴(ごうそ)と呼ばれております


時代は下って平安末期、平清盛の頃には日常茶飯事に近くなりました……つまり数十年で朝廷の権威は著しく低くなったという訳で……(挨拶


この辺は平清盛を参照


律儀に朝議にかける道長ですがその最中、興福寺の僧たちが大極殿に押し寄せているという知らせがもたらされます


帝に奏上し、検非違使によって追い払う事に

その頃彰子と敦康親王は仲良くおやつタイム

この光景、光る君と藤壺の宮を彷彿とさせますね


絶対狙ってるでしょ


そこへ中宮大夫の斉信が、彰子の避難を呼びかけにきました

どうすればいいかとオロオロしていた女房を尻目にまひろは帝のもとに避難したらどうかと提案


新人の癖に生意気な顔をする女房たち

嫉妬だけはいっちょまえ


帝は大袈裟やなーと顔に出つつも彰子に「中宮の心得」を説くのです

彰子は耳を傾けるだけです


まだ帝に心を開けていない彰子

それに気づかない帝はまだまだだな


騒動から数日後

土御門邸にやってきた定澄はいくつかの条件を示す

いくつも言ってくるとは、なかなか強気です


譲れない条件に混じって妥協点をくわえ、ひとつでも了承すれば「目的は達した」とほくそ笑む

今回の件で前例を作った形になります


やり方が巧妙

前例を作るきっかけとなった事件


せっせと執筆をするまひろを訪れる道長はすっかりお疲れモードです

帝と彰子の関係を聞き込む道長ですが、ふたりの関係が男女のそれにならないことが気がかり


まひろは彰子が帝に心を開いて居ない事を見抜き、焦ってはいけないと諭します


ひそひそされるふたり

史実では召人関係だった説あり


伊周の長男・道雅、蔵人の職に着いたことを喜ぶ伊周ですが、父の復讐には加担しないといいきる道雅です


意外と常識人

言うまでもなく反面教師


父の直衣をきた弟惟規がまひろを訪ねてきました

為時と同じ台詞にほっこり和みます


仕事しろ惟規


彰子はまひろとふたりきりで話をしたいと、着いていた女房を下がらせてしまいます


そして帝がなぜまひろの物語に惹かれているかを聞きに来たです

曰く、自分には良さが分からないと

とても正直な感想にまひろは怒る事もなく受け止めるのです


そこへやってきた敦康親王に急かされる彰子は

「また、来て良いか?」と聞き、まひろは「もちろんでございます」と笑顔で送り出しました


ふたりの心が繋がった


まひろの物語を読む公任夫妻

妻のツッコミにタジタジとなる公任

行成、斉信も魅せられていく様子が面白い

あの女房衆もみんなで読んでいるのがまた面白いね


女房衆の中心で音読していたのは声優の西村ちなみさん

おじゃる丸で坂の上おじゃる丸の声を担当されている方で、素晴らしい音読を堪能できました


公式で出してるおじゃる丸バージョンも良き


そして続きに思い悩むまひろの元にやってくる帝

今度の質問は「なぜ書き始めたのか」でした

まひろは正直に道長に頼まれた、と話す

帝の話を聞いた事も告白しますが、帝は怒る事もなく話を聞いています


しかし、褒め方が上手いな帝

でも彰子に行かないことを思わず口にでるのはしゃーないね、男の子だし


曲水の宴の再現すごっ!!

NHKの本気!ありがとう!! 


曲水の宴を簡単に説明すると、旧暦3月3日に行われる儀式です

曲がりくねった川に盃を載せたものを流し、盃が自分の前に流れてくるまでに歌を詠みます

もしできなかったら盃の中の酒を飲み干すのがルールでした


そんな最中に雨……お部屋で雨宿りの男性陣の会話を御簾ごしに見ている彰子


まひろは確実に狙ったな

堂々ともてなしをするまひろ強心臓


源氏のモデルは自分ではないという公任

逆にモデルは自分だという斉信

父源高明を思い出す……と語る明子の兄源俊賢


源氏の君には複数のモデルがいると言われています

それをこんな形で表現したのですね


彰子は道長の笑った顔を見たのは初めてだと驚きを隠せません

「殿方はみな可愛いものです」

帝もまた、同じなのだとまひろは言います


身内の男性しか知らない彰子にとって旧友と語り合う父が新鮮に見えたはずです


そんな光景を見る道長

静かに燃える恋慕


あの扇子を広げ、幼い日を思いだし、もしもあのまま隣にいたら……


若紫の着想のきっかけ

重要な巻はこういう演出にするのか


序盤、斉信の邸宅が全焼し、虚無顔の斉信を慰めていた道綱ですが、今度は道綱の邸宅が火災で消失

斉信と全く同じ虚無顔に爆笑するタイムライン


これも史実です

道長がふたりに色々贈ったのも史実


病に伏せった敦康親王を献身的に看病する彰子のもとにやってきた伊周

見舞いに書物を差し出す伊周に、明確な拒絶を示す敦康親王

見舞いに来た道長に親しく触れ、道長もまた息子のように対応する姿に伊周は呆然


普段の交流の差だな


事態を打開すべく道長は御嶽詣を思い立ちます

かつて宣孝おじさんがド派手な衣装で参拝した、あの御嶽詣です

長男頼道も自ら同行を申し出ますが、精進潔斎の話をして躊躇うあたりが……若いなぁ


OKもらった時の嬉しそうな顔よ

父大好き息子に育ってよかったね

伊周父子との対比がエグい


道長一行の出立を聞いた伊周、何やら企んでいるみたいだけど?本当に懲りない男である(笑)


陰謀があったというのは記録に残っている


さて、この御嶽詣、どうなる?!

予告だとファイト!一発!なシーンに目が点になりましたが……それは次回の講釈で!!