どうする家康第30回のネタバレとオタクの戯言が含まれております
閲覧は自己責任にてお願いします
前半は清須会議と天正壬午の乱、後半は賤ヶ岳の戦い
クライマックスに向けての壮大な伏線張りの回です

近年では研究が進み、清須会議は「信長の孫三法師の家督相続」は規定路線で対立はなかったという説が有力になっています

会議に参加した4人が支える、という取り決めだったはずが柴田勝家と秀吉が対立して早々に破綻

鎌倉殿の13人を彷彿させる破綻ぶり←

次男信雄はバカ殿として有名
三男信孝は、本能寺の変では丹羽長秀と四国攻めに向かう途中に信長横死と聞いて兵が逃げてしまったため、秀吉の軍勢無しでは仇討ちすら出来ませんでした(名目上の総大将として秀吉に担ぎ上げられた)

しかもこの次男と三男、仲が悪かったw
そこを秀吉に利用されてしまったのです

武田氏滅亡後、家康は信長によって甲斐、信濃、上野の平定を任されておりました
そこに上野と国境を接する北条氏が領土獲得のために介入したのが天正壬午の乱のきっかけです

氏政の汁かけご飯エピソード再び
もはやお約束

家康は秀吉やお市のことが気になりつつも、自分の役目を果たす事を優先します
三河、遠江、駿河を治める大名になった以上、私情だけで動く事はできません

そんな家康の本音を察してしれっと意見を出し、家康の代わりに悪役を買って出るのが本多正信

鷹匠なのに鷹が戻って来なくて噴いた
相変わらずイカサマ師な言い回し

当時としては遅めの元服(22歳だったかな)をして直政と改めたにも関わらず、万千代呼ばわりされていじられるの可愛い

みんなの弟分な万千代可愛い推せる

諸々の駆け引きや小競り合いの末、徳川と北条は和睦します
北条の嫡子氏直に嫁いだおふうさん、史実では督姫と呼ばれております
夫婦仲は悪くなかったようですが、後年の北条攻めの際に離縁されてしまいます(余談)

この和睦で割を食ったのが、北条から徳川に内通した真田昌幸です

自領を守るために小領主たちは力のある大名の庇護に入るのはよくある話でして、中でも真田昌幸は巧者でした

徳川と北条の和睦条件の中に、真田にとって父祖伝来の地である沼田領を北条のものとする条項がありました

この取り決めが昌幸を激怒させたのです
小領主だし、代替え地を与えればいいだろうと思っていたんでしょうけど……

詳しくは真田丸を観てね
草刈正雄さんの昌幸最高だから!

この昌幸の次男が信繁
ゲームや小説では真田幸村と呼ばれている、真田丸を造った男です


そしてクライマックスに欠かせないもう一人のキーマン、茶々
後に秀吉の側室となり息子を産む淀殿です

清須会議の後、お市は柴田勝家と再婚し、三姉妹を連れて越前北ノ庄城に移っていました

夫婦つーか主人と部下にしか見えなかったが

甲冑を纏い、総大将のような振る舞いをするお市
心中では織田の家臣団以上に家康の助力を信じていたのでしょう

一方で茶々の中では家康は母との約束を守らない不誠実な男、になっているらしい

実父を死に追いやり、今また母をも追い詰める秀吉こそ、仇だというのに……ここに関しては家康気の毒だわと思う俺w

母の中に父以外の男がいるのが気に入らないのでは?の意見に「なるほど!」と思うなど
思春期女子の複雑な胸の内すらも伏線とするのか


最後まで信長の妹として、誇り高く逝ったお市
北川景子さん、素晴らしい演技でございました

北ノ庄城から逃れた茶々の秀吉への態度が魔性……茶々役の子、演技上手くて同性なのにぞくっとした

この茶々なら世継ぎを産むために手段を選ばないなぁと思っちゃいますものw
(秀頼が秀吉の子供ではない説は当時からあったらしい)

次回はいよいよ家康と秀吉の直接対決「小牧長久手の戦い」
サイコパス秀吉に家康はどう立ち向かうのか?

それは次回の講釈で!!