白露
季節は秋を迎えようとしている
末の露本の雫(すえのつゆもとのしずく)
艶やかさほど
乾き潤すものはない
儚く去ろうとも
手のひらに乗せ
感じよ
そして
胸に染み込ませるのが
湿らす
愛と
知ることであろう
灯される元で
艶然たる姿
忘れるでない
若く幼き頃 20代の恋話
壮大な存在感を残して
旅立った人は
10年前に
40年で
一足先に旅立ってしまった
あの人は
私に湿らすほどの想いを残して
今も私のエネルギーとして
在り続ける
ありがとう
感謝しかないよ
愛することの意味を教えてくれました
気づいたんだよね
引きずる想いじゃない
忘れられない存在は
自分なりの波動を上げる感覚を
思い出させてくれようと
していたんだって
これだって
繋がったって
まさに
艶然たる姿
ここにあり
真夏の果実
マイナス100度の太陽みたいに
身体を湿らす恋をして
めまいがしそうな真夏の果実は
今でも心に咲いている
遠く離れても黄昏時は
熱い面影が胸に迫る
また
いつか
会いたいなぁ
「見た目に気をつけろよ」
「自分を持って生きる女が好きなんだからな」
「見てるからな」って
油断ならない言葉を残して
時空を超えて
いつか
どこかで会える日に備えて
お前を選んだことを
自慢だと言えるように生きろ
赤龍のように
燃やせ と
またなって
笑ってるよ