「また、都合よく使われてしまった。」
そう気づいた時、
あなたはどう感じますか。
怒り、悲しみ、疲れ、虚しさ。
いろんな感情が混ざり合って、
でも次に頼まれた時には
そのループが、ずっと続いている・・・
相手が悪い。
そう思いたい気持ちはわかります。
でも、ここで少し考えてみてほしい。
都合のいい人として扱われるパターンを、
実は自分で作っていないでしょうか。
「都合のいい人」は、
ある日突然作られたりしません。
都合のいい人として扱われる関係は、
最初から始まるわけではなくて、
最初は小さなことから始まります。
頼まれたから、
断るのが悪い気がして引き受けた。とか
NOと言うと嫌われそうで、
YESと言い続けた。とか
自分が我慢すれば丸く収まると思って、
本音を飲み込んだ。とか
その小さな積み重ねが、相手に
「この人はいつでも引き受けてくれる」
というメッセージを送り続けるのです。
そしてそのメッセージを受け取った相手は、
悪意を持っているわけではなく、
ただあなたが発信したメッセージ通りに
動いているだけなのです。
都合のいい人として扱われているとしたら、
そのパターンを作ったのは相手ではなく、
あなた自身の選択の積み重ねだということです。
なぜ断れないのか?
断ったら嫌われる。
断ったら関係が壊れる。
断ったら自分勝手だと思われる。
自分が我慢すれば丸く収まる。
そして、
この思いの根っこにあるのは、
相手がどう思うか。
相手が傷つかないか。
相手の機嫌が悪くならないか。
「自分よりも相手の感情を優先している」
ということです。
自分がどう感じるか、は後回しで、
本当はどうしたいか、は飲み込みます。
これが、都合のいい人を作り出す最大のパターンです。
誤解してほしくないのですが、
人に優しくすることや、
誰かの力になることは、
素晴らしいことです。
でも「いい人」と「都合のいい人」は、
まったく違います。
いい人は、自分の本音から動きます。
本当にしたいから、する。
本当に力になりたいから、動く。
都合のいい人は、断れないから動きます。
嫌われたくないから、する。
仕方なく、引き受ける。
同じ行動に見えても、
その根っこがまったく違うのです。
そしてその違いが、
満たされる感覚と消耗する感覚の
差を生み出します。
本音から動いた時、人は消耗しません。
でも恐れから動いた時、人は必ず消耗します。
都合のいい人のパターンから抜け出すために、
大きな変化は必要ありません。
まず一つだけ、
次に何かを頼まれた時、
すぐに返事をしないこと。
これを試してみてください。
「少し考えさせてください。」
その一言だけでいいです。
その一瞬の間に、
自分に問いかけてみてください。
「これは私が本当にしたいことか。
それとも、断れないからしようとしているのか。」
その問いに正直に向き合うことが、
パターンを変える最初の一歩です。
NOと言うことは、わがままではないです。
自分の本音に誠実であることです。
そして自分の本音に誠実な人は、
本当の意味で誰かの力になれます。
あなたは誰かの「駒」ではありません。
都合のいい人として扱われ続けることは、
あなたの大切な命の時間を、
誰かのために消耗させ続けることです。
あなたの時間は、あなたのものです。
あなたのエネルギーは、あなたのものです。
誰かに頼まれたから使うのではなく、
自分が本当に使いたい場所に使ってほしい。
その選択を積み重ねていくことで、
少しずつ関係の質が変わってゆき、
本音で繋がれる関係だけが残っていきます。
都合のいい人として扱われているとしたら、
それはあなたが変われるサインでもあります。
そのパターンに気づいた今日が、変わり始める日です。