「それ、この前も聞いたよね」

が、喉まで出かかることがある。

同じ話なのに、また冒頭から始まる。
で、相手の顔が、一瞬だけ止まる。

 

 

同じ交差点で、また「どっち?」と聞く感じ。

一度教えた道なのに、また最初から説明が始まる。
相手の時間が、もう一回、交差点に戻る。

 

 

同じことを何度も聞くのは、

確認にも見えるけど。
中身は、相手の時間を奪ってる。

 

 

時間は、命だよ。

 


相手の命の時間を、

安易に使ってるということ。

そりゃ、関わりたくなくなるよ。

 


自分の大切な命の時間を、

簡単に使われるのは、

誰だって嫌なんだよ。

 

 

でもね、

聞く側は、悪気がないことが多い。
忘れた、聞き逃した、もう一度だけ、って。

 

 

その、もう一度だけが、

相手の一日から、同じ尺を持っていく。
持っていかれた方は、覚えてるんだよ。

 

 

本人が、自分のその時間が

命だってことを理解してなかったら、

何とも思わないかもしれないけど、

それはそれで、問題なんだよ。

 

 

その生き方を続けてると、

最後に後悔することになるから。

 


相手の時間を雑に扱ってるとき、

自分の時間も、同じ扱いをしてる。

 

 

一度受け取ったことを、

自分の方に残さないと、

相手はまた最初から出すことになる。

 

 

メモの話に落とすと、手順に聞こえる。
中身は、学ぶ意識の話。

教えてもらったことを、

流したまま次の質問に行くか。

 


一度の答えを、自分のところに置くか。

そこが変わると、相手の顔が変わる。
人は、ドンドン離れていくよ、

これは脅しじゃない。

 


命の時間を戻され続けた人が、

距離を取る、だけ。

 

 

自分の時間を大切に出来てるか。
目の前にいる人の時間を

大切に出来てるか。

 

 

同じことを何度も聞くとき、

両方を同時に削ってる。

聞く前に、一度受け取った答えが、

自分の中に残ってるか見てみよう。

 


残ってないなら、相手の命の時間を、

もう一回使おうとしてるということ。

学びの姿勢が変わると、人生の中身も変わる。
同じ質問を、相手の時間で再生し続けない。