私ね、
ブログを始めて、もう30年になるんです。
きっかけは、ただ一つ。
文章が、書けるように
なりたかったからなんです。
これ、意外に思う人が多いのだけど。
でもね、
子どもの頃の私は、
本当に、びっくりするくらい
文章が書けなかったんです。
読書感想文なんて、
原稿用紙に5行書くのがやっとで。
「原稿用紙2枚」なんて宿題が出た日には、
もう、お手上げ。
で、
どうしたと思う?
その5行を、
ひたすらリピートして書いて、
マス目を埋めていたんです(笑)
今思えば笑い話だけど、
当時の私は必死だった。
書けないのに、書かなきゃいけない。
伝えたいことなんて、
一つもないと思ってた。
でも、大人になって、
どうしても書けるようになりたい理由が、
私の中にはっきりと生まれたんです。
それはね、
「良いものを、良いと伝えたかった」から。
私が「これはいい」と感じたもの。
その良さが、
どこの、どういうところが良いのか。
それを、相手にちゃんと届く言葉で
伝えられるようになりたかった。
感じているのに、伝わらない。
これほど、もどかしいことはないから。
だから私は、ブログを始めたんです。
自分の部屋でノートに書いてたって、
伝わったかどうかは、わからないでしょ。
でも、外に向けて書けば、
人の反応が見える。
伝わったか、伝わらなかったか、
ちゃんと突きつけられる。
もちろん、最初は全然ダメ。
誰にも読まれていなかった。
反応どころか、
そこに私がいることすら、
誰も気づいていなかったと思う。
でもね、私はやめなかった。
いろんな人のブログを片っ端から読んで、
「この人の書き方、いいな」
と思ったら、真似してみる。
研究して、書いて、また研究して。
そうやって続けているうちに、
少しずつ、少しずつ、
いろんなことが分かってきたんです。
そして気づいたら、
1記事1500から、長い時は3000字くらいの、
深くて濃い記事を、
毎日書くようになっていた。
なぜ書けるようになったか。
上手くなったから、じゃないんです。
世の中に向けて、
言いたいことが、
山ほどあったからなんです。
伝えたいことが溢れていたら、
人は、書けるようになる。
5行しか書けなかった私が、
その証拠です。
で、ここからが本題。
最近の私の記事はね、
昔と比べると、
正直、ちょっと
薄っぺらい気がしてたんです。
文章の精度は、上がったと思う。
無駄がなくなって、すっきりした。
でも、なんだろう。
物足りない。
たぶんね、
「上手にまとめよう」としすぎると、
あの頃の、
言いたいことが溢れて止まらない熱が、
きれいに削がれちゃうんだと思う。
濃さって、字数のことじゃない。
上手さのことでもない。
「これを伝えたい」っていう熱が、
そのまま乗っているかどうか。
それだけ。
だから私は、また書きます。
無駄がないより、
熱がある方を選ぶ。
焦らず、でも急いで。
だって、命の時間は、
きれいにまとめている間にも、
減っていくんだから。
今日、伝えたいことを、
今日のうちに、書ききる。
それが、
原稿用紙5行の私を、
ここまで連れてきてくれた
たった一つの方法だから。
もし今日の記事が、
少しでもあなた自身を
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