洗濯物を畳み終えて、
子どもの送迎の準備もできている。
やるべきことリストに、
チェックがついている。

 

 

正しい道を歩いている。
間違った選択はしていない。
周りから見れば、問題ない。

 

 

なのに、
キッチンに立ったとき、
足元だけが違う感覚がする。

 

 

「これ、本当に自分が選んだ道?」

 

 

ふと、そう思う。

 


人生全体は間違っていないはずなのに、
「自分の人生」という感覚が、薄い。

 

 

そう感じてしまうのは、

意志が弱いからでも、
努力が足りないからでありません。

 

 

それは、

自分の感覚より、周りの基準で

我慢し続けて生きてきた積み重ね。

 


他人軸で正しさを選び続けた結果、
足元だけがズレているだけかもしれません。

 

 

40代になると、
「正しい道」を歩いている実感と、
「自分の人生」の感覚が
ズレやすくなる。

 

 

たとえば、
昇進も家庭も順調なのに、
ふとハンドル握りながら
「誰のために続けてるんだろう」
と思う瞬間。

 

 

正しいはずなのに、
どこか満たされない。

 


ちゃんとしているのに、
なぜか苦しい——

その足元の違和感は、
あなたが間違っているからではありません。

 


自分の感覚と、
我慢し続けてきた生き方が
ズレているサインかもしれません。

 


正しい選択を選び続け、

周りの期待に応え続け、

 


「ちゃんとしなきゃ」が
自分の声だと思い込んでいると、

問題ないはずなのに、
どこかで呼吸が浅くることがあります。

 

 

でも、そのズレは、何かを足すことで
解決できるものではありません。

 


自分の内側にある感覚を、
もう一度、取り戻していくことで、

少しずつ整っていくのです。

 

 

次に、足元が違うと感じたとき。

立ち止まらなくていい。

 


歩きながら、心の中で
「足元が違うかも」と一度だけ言ってみる。

それだけで、
その日の空気が少し変わることがあります。

 

 

人生のズレは、一夜で直せるものじゃない。

 


でも、自分の感覚に触れるたびに、
少しずつ、自分の人生に戻っていける。