人といると、疲れる。

にぎやかな場所から帰ってきた後、 

どっと疲労感が出る。

 

楽しかったはずなのに、 

家に帰るとぐったりしている。

誰かといる間中、 

どこかずっと気を張っている感じがある。

 

 

こういう感覚、 ありませんか。

 

 

こういう話をすると、 

「人と関わるのが苦手なんですね」とか、 

「内向的なんですね」とか 

言われることがあります。

 

 

でも私が思うのは、 

それだけじゃないということで。

 

 

人といると疲れる理由は、 

性格の問題じゃないことが多くて。

 

 

一つ、考えてみてほしいことがあって。

誰かといる時、 

あなたは何をしていますか?

会話を楽しんでいますか?

 

 

それとも、 相手がどう思っているか、 

ずっと確認し続けていますか?

 

 

人といる時間に疲れやすい人の多くは、 

実は二つのことを 

同時にやっていることが多くて。

 

 

一つは、目の前の会話。

もう一つは、 

相手の表情や反応を読み続けること。

 

 

嫌われていないか。 

変なことを言わなかったか。 

場の空気を壊していないか。

 

 

この確認作業を、 

ずっと並行して動かしながら 

人と関わっている。

 

 

それは、 

ものすごくエネルギーを使うことで。

疲れて当然なんですよね。

 

 

じゃあなぜ、 

その確認作業が止まらないのか。

 

 

多くの場合そこには、 

「ちゃんとしていないと、関係が壊れる」 

という感覚が根っこにあって。

 

 

気を抜いたら嫌われる。 

本音を出したら引かれる。 

ありのままでいたら

受け入れてもらえない。

 

 

その感覚が、 人といる間中、 

確認作業を動かし続けさせている。

 

 

これは、 過去の経験から

作られていることが多くて。

 

 

本音を出した時に傷ついた経験とか。 

ありのままでいたら否定された経験とか。

 

 

そういう経験が積み重なって、 

「人といる時は気を抜いてはいけない」 

というルールが、無意識にできあがっていく。

 

 

だから人といると疲れるのは、 

あなたが弱いからでも、 

人付き合いが下手だからでも、 

内向的だからでもなくて。

 

 

ただ、人といる時に 

必要以上のエネルギーを 

使い続けているから。

 

 

一つだけ、 

試してみてほしいことがあります。

 

 

誰かといる時、 

「この人の前では、 

少しだけ確認作業を休んでみよう」 

と思える人が一人でもいますか?

 

 

完全に気を抜かなくていい。

 

ただ、少しだけ。

その人の前では、 

本音をそのまま出してみる。

感じたことを、

そのまま言ってみる。

 

 

誰に対してもじゃなくて

一人でいい。

 

 

その一人との関係の中で、 

確認作業を少し休ませてみる。

 

 

それだけで、 

人といる時の疲れが 

少し変わってくるかもしれないから。

 

 

人といると疲れるという感覚は、 

休むべきサインじゃなくて、

自分がどんなふうに 

人と関わっているかを 

教えてくれているサインです。

 

 

その感覚を、 

「私は人付き合いが苦手なんだ」で 

終わらせないでほしいな、と思います。