あなたは、
何かをしようとする時、
誰かに確認せずにはいられない
ということがありますか?
これをやっていいですか?
この選択で合っていますか?
私はこう思うのですが、どう思いますか?
許可をもらえると、ほっとする。
でも許可がもらえないと、
なかなか動けない。
そういう自分に気づいていながら、
なぜか変えられない。
今日は、その「なぜ」に
向き合ってみたいと思います。
その、
誰かに確認したくなる気持ちは、
ごく自然なことです。
人間はもともと、
集団の中で生きる生き物なので、
周りとの調和を保つために、
誰かの同意を得ながら動くことは、
本能的な行動でもあるのです。
問題は、その確認が
「念のため」ではなく、
「許可がなければ動けない」
という状態になっている時です。
その時、あなたの心の
奥深い場所で何かが起きています。
許可を求めてしまう人の多くは、
幼い頃の経験の中に、
その原因があります。
自分で決めたことを否定された。
本音を言ったら叱られた。
自分の判断で動いたらうまくいかなかった。
そういった経験が積み重なると、
そこから人は学習します。
自分で決めると、うまくいかない。
誰かに確認してから動く方が、安全だ。
その学習が、
大人になっても続いていて、
子どもの頃に作られた
「自分の判断は信頼できない」
という感覚が、
誰かの許可を求めるという
行動として現れているのです。
もう一つ、
深層心理に隠れているものがあります。
それは、責任を取ることへの恐れです。
自分で決めたことがうまくいかなかった時、
その責任は自分が取らなければなりません。
でも誰かに許可をもらって動いたなら、
うまくいかなかった時に
「あの人がそう言ったから」
という逃げ道が生まれます。
許可を求める行為の奥には、
この逃げ道を確保しておきたい
という無意識の心理が
隠れていることがあります。
これは自分が傷つくことへの、
正直な防衛反応です。
でもこの防衛反応が続く限り、
あなたは自分の人生の主導権を、
誰かに預け続けることになります。
さらに深く見ていくと、
もう一つの層があります。
許可を求める人は、
多くの場合「自分には価値がない」
という思い込みを持っています。
自分の判断には価値がない。
自分の選択は間違っているかもしれない。
自分より、誰かの方が正しいに決まっている。
だから許可をもらうことで、
自分の選択に「価値のある誰かのお墨付き」を
もらおうとするのです。
でもこれは、
外側から承認を求める行為で、
自己一致からは、
最も遠い場所にいる状態です。
なぜなら、
自分の本音よりも、
他人の判断を優先しているからです。
許可を求めることをやめるには、
まず、許可を求めたくなった瞬間に、
立ち止まることから始めてみてください。
そして内なる自分に聞いてみてください。
「私は今、何のために
許可を求めようとしていますか。
本当に必要な確認ですか。
それとも、責任から逃げたいだけですか。
自分の判断を信じることが怖いだけですか。」
次に、小さなことから
自分で決める練習をしてみてください。
今日のランチを、誰にも聞かずに決める。
週末の過ごし方を、自分だけで決める。
誰かへの返事を、確認せずに自分の言葉で返す。
どれも、小さなことです。
でもその小さな「自分で決めた」
という積み重ねが、少しずつ
自分の判断への信頼を育てていきます。
許可は、誰かにもらうものではなく、
自分自身に与えるものです。
その許可を、
内なる自分に与えること。
それが、許可を求め続けるループから
抜け出す、唯一の道です。
誰かの許可がなければ動けなかったあなたが、
自分に許可を出せるようになった時、
人生は確実に変わり始めます。